自転車事故の賠償事例 −自転車保険の選び方−

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自転車事故の賠償事例

自転車事故の件数はどれくらい発生しているのでしょうか?
また、過去の判例にはどのような賠償事例があるのでしょうか?

自転車保険の義務化 今後全国に広がる?

2015年4月1日より全国ではじめて兵庫県が「自転車保険の加入」を義務づける条例を施行しました。2015年9月末までを周知期間とし、2015年10月から正式に義務化されます。

兵庫県は自転車保険が義務化のイメージ図兵庫県は直近の10年で事故率が約2倍になったことを踏まえ、被害者救済を目的としているようです。ただし、自転車保険に加入していなくても罰則はありません。 この条例は自転車保険の加入義務化だけではなく、自転車の安全で適正な利用のために施行されており、各自治体から非常に注目を浴びています。 兵庫県の自転車保険義務化の動向次第では今後全国に広がり、いずれは自賠責保険のようになる可能性もあるのではないでしょうか。

自転車事故の増減傾向

全国の自転車事故の件数はどれくらいあるのでしょうか。平成27年3月に警視庁から出された「交通事故の発生状況」をみると自転車の事故件数は年々減少していることが分かります。

年別自転車事故件数の図

※提供元:警視庁交通局 平成26年中の交通事故の発生状況より

年齢別にみると、60歳以上の事故割合が23.7%と最も多く、次に16歳〜24歳の22.0%となります。また、15歳以下の割合が17.1%です。

年齢層別事故割合の図

※提供元:警視庁交通局 平成26年中の交通事故の発生状況より

さらにデータを細かくみると、16歳〜19歳の事故の割合が非常に高いことが分かりました。 つまり高校生の自転車事故が一番多いということになります。

また事故ではないですが、自転車乗車中の指導警告票交付件数や検挙件数は増加しており、検挙件数に関しては平成18年〜23年の間に約7倍と急増しているのが現状です。

自転車事故の賠償事例(自転車同士の事故)

自転車同士の事故で過去に判例が出た、高額な賠償事例についてみてみましょう。 賠償額が数千万円となる、高額事故例もあり、保険を利用せずに賠償するには経済的に大きな負担がかかります。安全運転義務・安全操作義務というのが第一ですが、万一の際には自分だけでなく、被害者のためにも自転車保険(個人賠償責任保険)への加入が必要ではないでしょうか。

賠償額 (※) 事故の概要
9,266万円 男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。(東京地方裁判所、平成20年6月5日判決)
3,730万円 Y運転の自転車が信号機による交通整理の行われていない三叉路の交差点を左折した際、対向進行してきたA(70歳、男性、年金生活者)運転の自転車と衝突した。YとAは転倒し、Aは脳挫傷、脳内出血、急性硬膜下血腫の傷害を負った。病院で緊急手術をしたものの植物状態に陥り、事故の1年4ヶ月後に入院したまま慢性気管支炎を発症したことにより肺炎を併発し死亡した(平成14年6月11日大阪地裁判決)
3,140万円 男子高校生が自転車で歩道から交差点に無理に進入。保険勧誘員の女性(60才)が運転する自転車と衝突して転倒させた。女性は頭蓋骨骨折で病院に搬送されたが九日後に死亡しました。(平成14年2月15日さいたま地裁判決)

※カカクコム・インシュアランス調べ

自転車事故の賠償事例(自転車と歩行者の事故)

次に自転車と歩行者の事故で過去に判例が出た、高額な賠償事例についてみてみましょう。 自転車同士の事故と同様に賠償額は数千万円となっています。また、男子小学生の事故に関しては、親が監督責任を問われ賠償金の支払いを課せられています。

賠償額 (※) 事故の概要
9,521万円 男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。(神戸地方裁判所、平成25(2013)年7月4日判決)
6,779万円 男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成15(2003)年9月30日判決)
5,438万円 男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成19(2007)年4月11日判決)

※カカクコム・インシュアランス調べ

賠償額が9,521万円となった内訳は?

高額賠償事例に記載されている事故について、判決時には以下の説明がありました。

  • (1)将来の介護費約3,940万円
  • (2)事故で得ることのできなかった逸失利益約2,190万円
  • (3)ケガの後遺症に対する慰謝料2,800万円

裁判官は、(1)について、女性の介護費を1日あたり8千円とし、女性の平均余命年数を掛け合わせるなどして算出。(2)は、専業主婦の女性が入院中に家事をできなったとして月額約23万円の基礎収入を平均余命の半分の期間、得られなかったなどとして計算。
これらに治療費などを加え、母親に対し、女性側へ約3,500万円、女性に保険金を払った保険会社へ約6千万円の支払いを命じた。特に女性が意識が戻らぬままとなっていることで、慰謝料などが高額となり、賠償額が跳ね上がった。

自転車事故によって自己破産となるケースも?

高額な賠償によって自己破産となるケースも少なくないようです。それ以上に加害者、被害者ともに事故が今後の生活に大きな影響を及ぼすでしょう。

保険で賄えるのは経済的損失だけなのであり、一番重要なことは事故を起こさないようにすることです。 それでも万一に備えて保険に加入しておくことが重要です。兵庫県の自転車保険加入義務化のような動きがより活発になってくるのではないでしょうか。

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