実損払い型のがん保険のメリット・デメリットは?

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2012年11月26日掲載

実損払い型のがん保険のメリット・デメリットは?

最近、入院日数に関わらず、実際にかかった治療費を実額で受け取れる「実損払い型」のがん保険が登場し注目されています。 実損払い型のがん保険の特徴を具体的に見ていきましょう!

実損払い型のがん保険のメリット・デメリットは?

死因第1位の「がん」のリスクにどう備える?

平成23年「がん」による死亡数は35 万7305 人。死亡総数の28.5%を占め、依然として死因の第1位となっています(厚生労働省「人口動態調査」)。多くの人が罹患するがんですが、治療費が高く、貯蓄だけで備えるのが大変なことから、がん保険に注目が集まっています。
がん保険はがんに特化しているため、保険料がリーズナブルなのが特徴です。がんと診断されたら診断給付金が出るほか、入院や通院、手術の保障がセットになっているものが一般的です。

「実損払い型」がん保険が登場

がん保険は従来、入院保障の額を、予め1日あたり1万円とか5000円といった形で設定する「日額型」が主流でした。しかし近年、医療技術の進歩や、増加を続ける医療費の削減を目指す国の施策により入院が短期化し、代わって通院による治療が増える傾向にあります。この傾向は今後もさらに強まることが予想されます。こうなると、入院日数をベースに支払われる「日額型」では、実際にかかった治療費を十分にカバーできないケースもでてくるかもしれません。
そこで、最近、入院日数に関わらず、実際にかかった治療費を実額で受け取れる「実損払い型」のがん保険が登場し、注目されています。

実損払い型保険のメリットとデメリット

ではここで、実損払い型のがん保険の特徴を具体的に見ていきましょう。
まず、メリットですが

  • 全額自己負担となる「自由診療」も補償対象となるので、治療の選択肢が増える
  • 入院日数に関係なく、かかった医療費を実額補償してくれるので、治療に専念できる
  • 若い時の保険料は「日額型」に比べて安い

といった点があげられます。

特にがん治療においては、「先進医療」や「自由診療」も治療の選択肢として珍しいことではありません。しかしこれらの治療は健康保険が効かず、全額自己負担となります。先進医療とは、最新の医療技術のうち厚生労働大臣が認めたもので、重粒子線治療や陽子線治療など、中には300万円くらいの費用がかかるものもあります。一方、自由診療は公的医療制度の枠外の診療のこと。日本では現在、1つの病気の治療に保険診療と自由診療を併用する「混合診療」が原則禁止されているため、自由診療を選択すると、検査や診察料など、本来健康保険が適用となる部分も含めてすべてが自由診療扱いとなり、全額自己負担となってしまうのです(先進医療は健康保険と併用可能)。日額型のがん保険は、先進医療については特約を付加するなどの方法でカバーできますが、自由診療については対象となりません。その点、実損払い型なら、自由診療も含めて実際にかかったコストが補償されるのです。

ただし、実損払い型にもデメリットがあります。

  • 将来の医療費の予測が難しいことから、終身タイプがなく定期タイプのみとなっているので、高齢になると保険料が高くなる
  • 支払いの限度額や条件が設けられているので、自己負担も生じることがある(差額ベッド代は支払い対象とならない)

(参考)「実損払い型」と「日額型」の保険料

  実損払い型(5年ごと自動更新) 日額型(終身)
保障内容 A社 B社(ネット) C社 D社
診断給付金 100万円
(3年経過後に何度でも)
100万円
(2年経過後に何度でも)
100万円
(1回限り)
100万円
(1回限り)
入院給付金 実額
(日数無制限)
実額
(日数無制限)
日額1万円
(日数無制限)
日額1万円
(1回の入院につき30日・通算730日まで)
手術給付金 実額 実額 1回につき20万円 種類により
1回につき40・20・10万円
保険料(単位:円)
年齢 男性 女性 男性 女性 男性 女性 男性 女性
30 1,430 1,920 970 1,450 3,131 3,223 2,069 1,906
40 1,930 3,350 1,600 2,730 4,605 4,643 3,269 2,658
50 4,460 5,460 3,330 4,680 7,459 6,227 5,227 3,548
60 8,310 6,080 7,200 5,980 12,271 8,077 8,078 4,659
  • ※保障内容は概要であり、詳細な条件は異なります。
  • ※「日額型」は先進医療特約を付加した場合の保険料です。
  • ※C社は「手術」の他に「放射線治療」「抗がん剤」の保障があります。

どちらのタイプのがん保険を選択するのか

ここまで見てきたように、実損払い型のがん保険は、コストを気にすることなく、治療の選択の幅を広げることができそうです。ただし、がんの罹患率は、部位にもよりますが、高齢になるほど高くなる傾向が見られます。老後、高くなった保険料を払い続けることを考えると、予め決まった保険料で終身のがん保障を確保したいと考える人も少なくないかもしれません。子どもが小さい時期や住宅ローンを抱えている間など、保障を充実させたい期間限定で実損払い型を選択するというのも一法です。
なお、実損払い型保険には「がん保険」だけでなく「医療保険」もあります。

>かかった医療費に補償が連動する医療保険

ファイナンシャル・プランナープロフィール

中島 啓子(なかじま けいこ)

中島 啓子(なかじま けいこ)

ファイナンシャル・プランナー

都市銀行にて相談窓口を担当後、FPとして独立。主婦層を対象とした講演から金融機関などの研修まで幅広く講師活動を展開。執筆活動においては、生命保険や住宅ローン・資産運用に関する情報を発信中。
潟vラチナ・コンシェルジュ所属

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