がん経験者だからとあきらめないで!がん経験者向けのがん保険とは

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2016年10月25日掲載

がん経験者だからとあきらめないで!がん経験者向けのがん保険とは

がんは再発や転移のリスクが高い病気です。そのため、従来は、過去にがんと診断された人が新たにがん保険に加入するのは難しいとされてきました。しかし近年は、条件次第で加入できる保険商品も出てきています。一度がんを経験した方は、その後も不安を抱え続けることになるだけに、保険で備えられれば不安を軽減できます。ただ、通常のものより保障内容が制限されている場合もあり、事前に確認することが大切です。

がん経験者だからとあきらめないで!がん経験者向けのがん保険とは
要点をまとめると・・・
がん患者の増加と生存率上昇により、がん経験者向けのがん保険が登場
がん経験者向けのがん保険で再発・転移リスクに備えることができる
がん経験者向けのがん保険は、保障は一般的ながん保険に近いが保険料は高い
引受基準緩和型医療保険でもがん経験者の再発・転移リスクに備えられる

以下、記事の詳細

がん経験者でも加入できるがん保険がある

一度がんと診断された方の中には、その後普通の生活に戻れたとしても、再発や転移の不安を払拭できない方が多くいます。治療のため生活や仕事の大きな変化を余儀なくされた経験があれば、「再びがんにかかったらどうしよう?」という心配はリアルに迫ってきます。 そんな方々の不安の軽減につながる「がん経験者でも加入できるがん保険」が、数は少ないものの販売されています。これらは、がんに特化しているため、当然のことながら一般的ながん保険と同じようにがんの保障が充実しています。

ただし、がん以外の病気やけがは保障の対象外です。

販売されている商品の特徴には下記のような点があります。過去に経験したがん(悪性新生物)の再発や転移も保障され、入院だけでなく一定の通院の場合も、申し込み時に契約者が決めた給付金が日数無制限で支払われます。手術・放射線治療の給付金も回数無制限で支払われます。抗がん剤治療や先進医療の保障もつけることができるので、一般的ながん保険と同じ水準の保障内容と言ってもよいでしょう。

また、別の商品では、乳がんを経験した女性のみを対象としているものもあります。乳がんの再発・転移だけでなく、他のがんにかかった場合も補償されます。基本的には入院や通院の治療等で実際にかかった金額が支払われ、それは健康保険等の自己負担分だけでなく全額自己負担となる先進医療や自由診療も対象となります。ただ、保険期間は終身ではなく、一定期間で補償が切れるため補償を継続するには更新をする必要があります。

これらのがん保険は、すでにがんにかかったことがある人を対象としているだけに、一般的ながん保険とは加入時の条件が異なります。また、保険料の水準も一般的ながん保険より割高に設定されていることに留意する必要があります。 生命保険会社の商品の加入時の条件は、がん治療を終えた日から5年以上が経過し、過去5年以内にがんの診断を受けていないなどの条件を満たす必要があります。損害保険会社の商品では、最初のがんが乳がんで、その後乳がんの再発・転移や、新たながんにかかっていないこと、また、乳がんのステージと手術日からの経過期間が一定の条件にあてはまっていることなどが条件になります。

がん経験者向けのがん保険の背景

一般的ながん保険は、がんにかかる前に加入するものです。一度かかったあとだと、再発や転移のリスクが高いため新たに加入することはできません。

しかし、がん罹患者数は高齢化の影響などにより男女とも増加し続けています。国立がん研究センターがん対策情報センターの調査によると、2010年のがん罹患者数は1985年の約2.5倍にも増えています。また、技術の進歩によって初期がんの発見率も高まり、治癒の目安とされる5年相対生存率は全部位で男性59.1%、女性66.0%(2006年−2008年診断症例集計結果)となっており、以前より上昇しています。

現代のがんは、かかる人の数は多くなっているものの、もはや、かつて言われていた「不治の病」ではなくなり、今や「治る病気」になりつつあるといえるでしょう。ただ、一度かかった経験のある方は、がんという病気の特性上、その後も再発や転移の不安から逃れることはできません。再びがんにかかったときに備えて、経済面の負担や不安を軽減するためにがん保険に加入したいと考える方も増えていると予想されます。しかし、一度かかったことがある方が一般的ながん保険に加入することはできません。
そんな方々にとって、「がん経験者向けのがん保険」は、不安を和らげる心強い手段のひとつになりえるでしょう。

がん経験者ががん保険に加入する主なメリット・デメリット

がん経験者向けのがん保険には、メリットもある代わりにデメリットもあります。
以下に主なメリット・デメリットを記載します。

【おもながん治療に関する各先進医療の費用と実施状況】

メリット デメリット
  • ・三大治療(「手術」、「放射線」、「抗がん剤」)など、一般的ながん保険と同水準の保障を確保することができる(ただし「診断給付金」はなし)
  • ・先進医療等に対応していれば、健康保険等の対象にならない高額な治療も安心して受けられる
  • ・保険料が一般的ながん保険よりも割高で家計への負担が大きい(保険に加入しなくても貯蓄で対応できるかもしれない)
  • ・更新型の保険や特約は、更新時の年齢や保険料率で再計算されて保険料が上がる
  • ・保険期間の初日から約3ヶ月は待機期間として保険金が支払われない
  • ・申し込み年齢に制限がある(例:満20歳〜満85歳/満20歳〜満65歳など)

商品によって、加入条件や保障内容の詳細、保険料が異なります。したがって、加入する前には、細かい部分までしっかり確認し「自分にとって本当に役に立ちそうか」、「保険料は将来に渡って家計に大きな負担にならないか」などを、納得できるまで検討する必要があります。

がん保険、引受基準緩和型医療保険を比べてみる

がん経験者が、将来のがんのリスクに備えることができる保険は「がん経験者向けのがん保険」だけではありません。「引受基準緩和型医療保険」もあります。これは、加入するときに保険会社に知らせる健康状態等の告知事項を一般的な保険よりも少なくし、健康に不安があり持病がある場合でも入れる医療保険です。がん以外の病気やけがも保障の対象にしており、高齢者が増えたことを背景に、現在では多くの保険会社が提供しています。
告知事項の中には多くの場合「過去5年以内に、がん等で入院、手術、診察・検査、治療、投薬がありますか?」という質問がありますが、この回答が「いいえ」で、5年前までにがんの治療が終わっているなどの条件も満たせば、がん経験者でも加入することができます。なお、引受基準緩和型医療保険も、一般の医療保険と比べると、保険料水準が高く設定されています。

「がん経験者向けのがん保険」と「引受基準緩和型医療保険」を比較すると、以下の表のようになります。

【「がん経験者向けのがん保険」と「引受基準緩和型医療保険」の比較】
(入院給付金日額5,000円コースの場合)

  がん経験者向けのがん保険
【商品A】
引受基準緩和型医療保険
【商品B】
申し込み年齢 満20歳〜満85歳 満20歳〜満85歳
保険期間 終身 終身
対象 がん がんを含む病気・けが
入院給付金 5,000円/日
日数無制限
5,000円/日
三大疾病:日数無制限
七大生活習慣病:120日/1入院
その他:60日/1入院
手術給付金 10万円/回
回数無制限
(一連の手術は14日間に1回)
入院中 5万円/回
外来 2.5万円
がん一時金 1回につき10万円〜50万円
(初回:診断確定時、2位回目以降はがん入院開始時。1年に1回限度で何度でも)
<特約>
通院給付金 治療(手術、放射線、抗がん剤)では日数無制限。
退院日の翌日から365日以内は日数無制限。
放射線治療給付金 10万円/回
(60日に1回、回数無制限)
抗がん剤治療給付金 特約給付金額2.5万円の場合
治療を受けた月ごとに5万円。
乳がん・前立腺がんのホルモン療法は月ごとに2.5万円。
(通算300万円)
(10年更新)<特約>
先進医療 通算2,000万円限度
(10年更新)<特約>
通算2,000万円限度
その他 保険期間の開始から3ヶ月間は待機期間として給付金が支払われない。 契約日から1年以内(支払削減期間)の給付金の支払額は50%。
がんに関わる保障は、保険開始から3ヶ月間は待機期間として給付金が支払われない。

がん保険に加入するか、あるいは引受基準緩和型医療保険に加入するかを決めるとき、保障内容に関しては次のような考え方の例があります。

  • すでに若いときに一般的な終身の医療保険に加入しているが、一度がんにかかったので、今後はがんの保障を厚くしたい方
    「がん保険」に加入する。
  • 現在、一般的な医療保険にもがん保険にも加入していないが、一度がんにかかったので、この際、がんを含めその他の病気やけがの保障を幅広く確保したい方
    引受基準緩和型医療保険に加入する。

治癒したから大丈夫?

がんは病気の特性上、再発や転移のリスクがまったくなくなる訳ではありません。多くのがんは、治療してから5年後までに再発しない場合、治癒したとみなすことになっています。しかし、実際に5年間再発しなかったからといって体内のがん細胞が完全になくなったとは言い切れません。成長の遅いがんがそのあとになって再発するかもしれません。新たな場所でがんが見つかる可能性もあります。

したがって、がんを一度発症すると、治療から5年が経過した後も、再発リスクを抑える取り組みをする必要があります。野菜や果物を食べる、飲酒を控える、禁煙をする、太らないように運動をするなど、食生活や生活習慣に注意を払って再発の予防に努めることが必要です。

保険での備えは、がんの再発や転移、新たながんが発見された場合の経済的負担を軽減することが主な目的になります。一般的な保険よりも保険料が割高に設定されているだけに、保険料の支払いが家計にとって許容できる範囲なのか、また、保険料負担に釣り合うだけの保障が確保できるかを、加入する前によく考えた上で選びたいものです。

ファイナンシャル・プランナープロフィール

中村 宏(なかむら ひろし)

中村 宏(なかむら ひろし)

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

CFP(R)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/住宅ローンアドバイザー/証券外務員二種/株式会社ワーク・ワークス代表取締役社長

※当記事で提供する情報はあくまでも個人による一般的な意見です。当情報の利用およびその情報に基づく判断は読者の皆様の責任によって行ってください。個別の商品・サービスの詳細はそれぞれの規約・約款等をご確認ください。

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