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暮らしに役立つ保険の知識

2009年3月掲載

徹底解剖"ボーナス付き医療保険"

最近の医療保険は、シンプルな掛け捨てタイプが主流ですが、依然、"掛け捨てはイヤ"という人も少なくありません。そこで、"ボーナス付きの医療保険"について詳しく見ていきましょう。

徹底解剖"ボーナス付き医療保険"

"ボーナス付き"もいろいろ

ひと口に"ボーナス付き"と言っても、いくつかの種類があります。大きくわけて3つ。

@無事故返戻金付き

一定期間、入院給付金等の受け取りがなかった場合などにボーナス(給付金)がもらえるタイプ。

A生存給付金付き

期間中に入院給付金などを受け取っていても、生きてさえいればボーナスがもらえるタイプ。

B健康還付給付金付き

保険料の支払い終了時やある一定期間経過後に生きていれば、それまでに支払った保険料から受け取った入院などの給付金額を差し引いた残りが全額戻ってくるタイプ。還付金を受け取った後も入院などの保障は続く。

保険料、どっちが高い?安い?

3つのタイプの"ボーナス"をもらうために必要な保険料には大きな違いがあります。保険料が全額戻ってくる「健康還付給付金付き」は、積み立て部分が厚いため、保険料は割高です。次に高いのは、入院してもボーナスを受け取る「生存給付金付き」。この中で一番安いのは、入院や手術をしなかったら無事故返戻金を受け取るタイプです。つまり、給付金を受取る機会が少ないほど、保険料は安くなるというわけです。医療保険に加入するのは、ボーナスをもらうことが目的ではないと知りながらも、ついたくさんもらえそうな保険に目がいきがち。しかしこのように、タイプによって給付条件や保険料に違いがあるので、どんな条件でいくら受け取れるのか、そのためにいくらの保険料を払うのかを比較して、納得できるものを選びましょう。

終身型?それとも定期型?

「健康還付給付金付き」はしくみ上、終身型の保険です。一方、「無事故返戻金付き」や「生存給付金付き」は、一定期間ごとに更新していく定期型が多くなっています。同じタイプの終身型と定期型を保険料の点から比較すると、終身型は一生涯の保険料が変わらないかわりに、若いうちは保険料が高め。定期型は更新のたびごとに保険料が高くなるものの、概ね安いという特徴があります。予め何歳まで生きるか予想できないので、一概にどちらがトクとは言えません。医療技術の進歩や社会保障制度の変化などに応じて医療保険も進化するので、その時々に時代にマッチした新しい保険に入り直したい人は、定期型を選ぶのも一法です。同じ保険であれば、健康状態にかかわらず更新できますが、新しい保険に入り直す場合は、健康状態が問題になることには注意してください。

ファイナンシャル・プランナープロフィール

田辺 南香(たなべ みか)

田辺 南香(たなべ みか)

(株)プラチナ・コンシェルジュ フィナンシャル・プランナー

大学卒業後、情報出版会社で社内のITコンサルティング業務を経験。退職後、FPとして独立し、現在はライフプランから見た保険・住宅・資産運用などのアドバイスや、Webサイト・雑誌・セミナー等で情報発信をしている。

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