「日帰り入院」と「通院」の違いとは?給付金請求漏れはありませんか

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「日帰り入院」と「通院」の違いとは?給付金請求漏れはありませんか

入院の短期化が進んでいます。日帰りでできる手術なども普及してきました。このため、保険の分野でも、日帰り入院から保障される医療保険が増えています。でも、「日帰り入院」と「通院」はどう違うのでしょうか?また、外来手術扱いになる手術と日帰り入院扱いになる手術がどう区別されているのかも気になるところです。このあたりが分かっていないと、日帰り入院から保障される医療保険が、どう役にたつのか心配になります。まずは、「日帰り入院」はどのような場合に認められるのか、確認してみましょう。

2016年11月21日掲載

このページの要点をまとめると・・・

通院か入院かは、病院の受け入れ体制の違いによる

保険会社が認める入院の条件は、入院基本料の支払いがあること

日帰り入院の有無にこだわることなく、保障内容全体で医療保険を選びましょう

以下、記事の詳細

「日帰り入院」と「通院」の違いは?

日帰り入院と通院の違いは、患者側から見ると区別がつきにくいですね。そのため、医者が入院と判断したら入院となるといった説明がなされることが多いようです。しかし、病院側から見ると、入院した場合は、患者に対応する体制が入院モードになることが分かります。入院した場合に必要となる入院基本料は、7対1入院基本料、10対1入院基本料など、看護師1人に対して患者何人の看護基準を満たした体制になっているか、といった基準で決められています。また、入院設備が使われることも入院の条件です。この看護体制で受け入れて貰うことが、入院するということと考えて良いでしょう。

一方、終日、病院に滞在・治療を受けていても、外来のベッドを使用して人工透析・点滴・手術を行った場合や単なる休養が目的のときは、入院とは認められません。

日帰り入院の例としてあげられるのは、急病で緊急で入院し、入院を受け入れる看護体制で治療と見守りを受け、その後、病状が回復して、当日中に退院したような場合です。また、同様に入院時の看護体制の中で、手術を受けて、その日のうちに退院する場合も、日帰り入院になります。

日帰り入院の判断方法について

一方、どんな場合に保険金の給付を受けられる「日帰り入院」と認めるかは、保険会社が決めるところです。保険商品の審査は金融庁が行っており、結果として、保険各社の「日帰り入院」の条件はほぼ同じとなっています。

  • ①「日帰り」であることの条件は、「入院日と同じ日のうちに退院すること」
  • ②「入院」したと保険会社が認める条件は、「入院基本料の支払いがあること」

すでにお話したとおり、入院基本料は、病院の設備や入院患者受け入れ体制などに応じて決められた診療報酬の点数のことです。この入院基本料の支払いがあることは、入院したことを示すということで、保険会社の判断基準になっていると考えて良いでしょう。

日帰り手術に付帯する入院

日帰り手術をしたときにも、外来手術扱いになる場合と日帰り入院手術扱いになる場合があります。この場合も、外来扱いになるか、日帰り入院扱いになるかは、入院設備を使用し、入院に対応できる看護体制を受けるか否かによると言っていいでしょう。

手術自体は、入院設備のない医療機関でも行うことが可能ですから、このような医療機関で手術を受ける場合は、当然、外来手術となります。入院設備のある医療機関での手術であっても、入院に対応する受け入れ態勢の必要のない手術であれば通院扱いとなります。

保険の保障内容によっては、入院の場合と通院の場合で、手術の給付金額が変わることもありますので、ご自分の受ける手術がどちらになるのか確認しておくと良いでしょう。

日帰り手術が可能な疾病としては、

  • 内視鏡的ポリープ切除
  • 皮下腫瘍摘出
  • 傷跡・ケロイド等の瘢痕形成
  • 骨接合術後の抜釘
  • 腱鞘切開
  • 鼠径ヘルニア
  • 痔核
  • 大きな脂肪腫良性乳房疾患
  • 膝関節鏡(膝蓋骨軟化症・膝半月板断裂・抜釘・軟部腫瘤)

などがあげられています。これらの手術が、ご加入中の保険の対象(手術給付金)になるかどうかは、別途確認が必要です。

日帰り入院で入院給付金を請求する場合の注意点

日帰り入院で手術をした場合、日帰り入院と手術給付を保障した医療保険であれば、入院給付金だけでなく手術給付金も受け取れます。手術を行わず日帰り入院だけの場合は、給付額が少ない場合がありますので、給付金の請求コスト(診断書作成費用等)も考慮して保険金の請求を判断する必要があります。
入院後の通院保障がある保険の場合は、その申請も忘れないようにしましょう。

診断書の提出は、通常、保険会社の用意する書式で提出する必要があります。手術を受ける前に、保険会社に連絡して必要書類を送ってもらい、手術を受ける際に病院に提出して、診断書を作成して貰うと手間が少なくて済みます。手術の内容により保険金が多くない場合には、あらかじめ診断書作成費用も確認し、診断書の作成料に見合う保険金が受け取れるか確認しておくと良いでしょう。

日帰り入院に対応していない医療保険

最近の医療保険はほとんど日帰り入院に対応していますが、中には入院1日目から保険金がでる保険もあります。また、以前に加入した医療保険には、入院5日目から保障しますなどというものもあるかと思います。
保険金を受け取るためには、診断書作成費用もかかります。日帰り入院に対応する保険であっても、1日分の保険金が給付されるだけでは、差し引きで受け取れる金額がプラスになるかどうか分かりません。一方で、入院後は通院の保障もあるという保険であれば、日帰り入院の活用で通院保障が得られる点で意味があると思います。
日帰り入院の保障の有無だけを、医療保険選択のポイントに置くのではなく、付帯される保障全体を確認して、ご自分に合った医療保険を選ばれることをお勧めします。

執筆者プロフィール
川上 壮太(かわかみ そうた)
川上 壮太(かわかみ そうた) ファイナンシャル・プランナー(CFP) CFP(R)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/サニーサイド・ファイナンシャルプランニング代表

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