医療保険は掛け捨て型と貯蓄型どちらを選ぶ?

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医療保険は掛け捨て型と貯蓄型どちらを選ぶ?

死亡保険と同じように、医療保険もさまざまな特徴を持った商品が提供されています。大きな分類として「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2つのタイプがあります。両者にはどんな違いがあるのでしょうか。加入を検討するときに、自分にとって必要なものや希望に沿ったものを選択できるように、メリットやデメリット、注意点などを確認しておきましょう。

2017年4月24日掲載

このページの要点をまとめると・・・

月々の保険料をおさえて保障を備えたい方は「掛け捨て型」を選ぶ

保険料を多めに支払っても、将来、支払った保険料の一部が戻ってきてほしい方は「貯蓄型」を選ぶ

「掛け捨て型」と「貯蓄型」の保障内容自体には大きな違いはない

以下、記事の詳細

掛け捨て型の医療保険とは?

掛け捨て型の医療保険は、保険期間中に解約した時に戻ってくるお金(解約返戻金)がない保険です。(関連ページ:解約返戻金と満期保険金
支払った保険料が戻ってこないことから「掛け捨て」と言われます。
保険期間中に入院や手術など、給付金が支払われる事由がなかった場合は保険料の払い損になるとも言えますが、保険料で万が一のときの「安心」を購入しているという考え方もあります。

掛け捨て型の医療保険の最大の特徴は、貯蓄型と比べて保険料が安いことです。そのため軽い負担で、入院や手術をしたときの出費に備えることができます。

掛け捨て型と貯蓄型の保険料イメージ 掛け捨て型と貯蓄型の保険料イメージ

現在販売されている医療保険は掛け捨て型が主流になっており、保険会社が多様な商品を提供しています。
そのため医療保険への加入するときに、さまざまな選択肢から比較、検討し、自分に必要なものを見つけることができるでしょう。

保険期間は、一生涯保障の終身タイプと、保障を一定期間に限定した定期タイプの2つがあります。(関連ページ:保険期間と保険料払込期間

医療保険の分類

貯蓄型の医療保険とは?

貯蓄型の医療保険はいくつかの種類に分かれ

  • ①一定年齢まで継続して加入した場合に、それまで支払った主契約の保険料総額が戻ってくる保険
  • ②加入後一定期間ごとにボーナスが受け取れる保険
  • ③解約したときに一定の解約金が受け取れる保険

などがあります。通常①②は、保険期間中に受け取った給付金相当分が差し引かれた金額になります。

一定年齢まで継続すると払込総額が戻ってくるタイプの例 一定年齢まで継続すると払込総額が戻ってくるタイプの例

「貯蓄型」とはいえ、支払った保険料の総額を上回る金額が戻ってくるものはありません。
また、契約後短期間で解約すると大きく元本割れをしてしまうため、この保険を貯蓄や資産運用の代わりに使うことはできないと考えたほうがいいでしょう。
ただし、掛け捨て型とは異なり、保険期間中に給付金の受け取りがなかった場合でも、保険料のすべてが払い損になることはありません。
保険料の水準は、掛け捨て型と比べると割高です。
また、現在、貯蓄型の医療保険を提供している保険会社は少なく、商品の選択肢が多いとは言えません。

掛け捨て型と貯蓄型のメリット・デメリットは?

掛け捨て型と貯蓄型の特徴を踏まえ、それぞれの主なメリットとデメリットを比較してみましょう。

  掛け捨て型 貯蓄型
メリット
メリット
・商品数が多い
・保険料が安い
・保障機能に特化しているため商品性がシンプル
・一定年齢や一定期間加入すると保険料の還付や解約返戻金を受け取るとこができる(掛け捨てにならない
デメリット
デメリット
・解約返戻金がない(掛け捨てになる ・商品数が少ない
・保険料が高い
・貯蓄の代わりにならない
・保障と貯蓄の機能があるため、商品性が複雑

次に、同じ保険会社の「掛け捨て型」と「貯蓄型」の保険を例に保険料を比較してみましょう。

<条件>
30歳・男性、保険期間:終身
入院給付金:10,000円、手術給付金:10万円(外来手術は5万円)、放射線治療給付金:10万円
  月額保険料 80歳まで(50年間)続けたときの払込総保険料
掛け捨て型
商品A
2,590円 1,554,000円(2,590円×12ヶ月×50年)
貯蓄型
商品B
5,810円 3,486,000円(5,810円×12ヶ月×50年)

(!)70歳時点で2,788,800円の還付金あり

還付金分を差し引くと支払った保険料の合計は、697,200円(3,486,000円−2,788,800円)

  • 上記の還付金は、70歳まで給付金の受け取りがなかった場合の金額を表示しています。
  • 保険会社や商品によって具体的な保障内容等は異なります。

同じ保障内容でも、掛け捨て型に比べて貯蓄型の方が毎月支払う保険料が高いことが分かります。ただし、無事に還付金を受け取ることができると、結果的に貯蓄型の方が支払った保険料の合計を抑えられる場合があります。

掛け捨て型も貯蓄型も、保障内容に大きな違いはない

掛け捨て型も貯蓄型も保障内容が大きく異なっているということはありません。
いずれも主な保障として「入院給付金」、「手術給付金(※1)」などがあり、その他には「通院給付金(※2)」、「先進医療給付金」、「女性疾病給付金」などがあります。これらが商品によって「主契約」になっていたり、「特約」として扱われたりしています。
なお、貯蓄型の医療保険であっても「特約」部分は掛け捨てになっているものが多いようです。

どちらの医療保険を選べばよいか?

結局「掛け捨て型」と「貯蓄型」のどちらを選んだらよいのでしょうか。

医療保険は、そもそも入院や手術をしたときの出費に備えるために加入します。そのため、まず必要な分の保障をシンプルに「掛け捨て型」の医療保険で備えるのが無難でしょう。
掛け捨て型は商品の選択肢が多く、特に

  • 「多様な種類の商品の中から比較、検討したい」
  • 「自分のライフスタイルにあった商品に入りたい」

と考える方は、掛け捨て型から選んだほうがいいでしょう。
また、掛け捨て型は貯蓄型と比べて保険料が割安なため家計の負担もおさえることができます。
保険期間が終身のものに若い頃から入っておけば、入院や手術の確率が上がる高齢期になっても保険料が安く安心できます。

一方、どうしても掛け捨てに抵抗があり、以下のような方は貯蓄型を選んでもよいでしょう。

  • ・高い保険料を長期的に負担できるほど家計にゆとりが見込める方
  • ・将来保険料が戻ってきてほしい方
  • ・将来解約することを前提にして保険に入ろうと思っている方(※) など
  • たとえば、すでに別の医療保険に加入していて、その上乗せ用の保険として一定期間新しい保険に加入するケース

「掛け捨て型」も「貯蓄型」もそれぞれ特徴がありますが、保険に加入する上で最も重視すべき点は「入院や手術をしたときにどんな保障が、どの程度あれば安心できるか?」ということでしょう。
まずは保障機能を優先して考え、その上で、さらに貯蓄機能を求めたいかどうかを自問して選択するようにしてはどうでしょうか。

執筆者プロフィール
中村 宏(なかむら ひろし)
中村 宏(なかむら ひろし) ファイナンシャル・プランナー(CFP) CFP(R)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/FPオフィス ワーク・ワークス代表

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