『電気的・機械的事故特約』はどのような時に補償される?

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『電気的・機械的事故特約』はどのような時に補償される?

火災保険を検討するうえで、多くの人が聞きなれない特約名を耳にすると思いますが、その中でも『電気的・機械的事故特約』とはどのような時に補償されるのでしょうか。

2016年12月20日掲載

このページの要点をまとめると・・・

『電気的・機械的事故特約』で補償されるのは、落雷以外の原因で「偶然」「外来」「急激」に起きた電気的、機械的な事故

同特約は建物に対する補償であり、家財は対象外

同特約は住宅のメーカー保証と併用できない

同特約は途中付加ができない場合がある

同特約の補償対象と範囲、特約料を確認の上、メーカー保証の有無と合わせて検討しよう

以下、記事の詳細

『電気的・機械的事故特約』とは?

そもそも、電気的事故や機械的事故とはどのような事故なのでしょうか?
保険会社により多少の違いはあるものの、まず電気的事故とは、過電流によるショートやアーク、スパークなどで、焦げたり、溶けたり、電流が通らなくなったりして、壊れてしまった事故のことを言います。次に機械的事故とは、機械装置そのものに亀裂がおきたり、折れたり、曲がったり、溶けたりなどした事故のことをいいます。

事故例を見てみましょう。

  • ボイラのバルブ操作ミスにより、空焚き状態になり水管が破損した。
  • 点火操作時に異常着火し、給湯器から大きな音がし、配線が焼きついて故障してしまった。
  • 空調機の冷温水コイルが冬期の水抜き不良のために、凍結して破損してしまった。

勘違いしやすいのですが、「落雷によって」ショートしてしまった事故は、火災保険の基本部分(火災・落雷・破裂・爆発)によって補償されます。
そのため、『電気的・機械的事故特約』で補償される事故は、落雷以外で起きた事故になります。

事故と自然故障の違いと補償

では、事故と自然故障の境目についてはどう考えるのでしょうか?
そもそも損害保険は「偶然」「外来」「急激」な事故を補償するものなので、自然の消耗やサビやカビ、はがれなどによる劣化、ねずみや虫くいによって起きた損害、老朽化などは保険金の支払いの対象とはなりません。また、不当な修理や改造をしていても補償の対象外になります。
保険の対象になるかどうかは、事故が起きてからその機械の利用状況や頻度、耐用年数などを確認し、個別に判断されるようです。その機械を毎日使う人と、1週間に1度しか使わない人では消耗の仕方も違いますし、耐用年数も変わってくるという判断です。

どんな機械でも補償される?

家の中にある機械すべてが補償されるわけではありません。
この特約は建物の補償に付けられる特約なので、家財に対しての「電気的・機械的事故」は対象になりません。「建物」と「家財」の区別は、建物に「くっついている」か「いないか」です。ウォークインクローゼットは建物だけれど、タンスは家財になる、といえばわかりやすいでしょう。
電気的・機械的事故の例で言うと、ビルトインの食器洗浄機は補償の対象になりますが、据置型は対象外になります。オーブンレンジもビルトインタイプなら対象ですが、据置型は対象外です。
他にも建物に備え付けられたエアコンなどの空調設備、分電盤などの電気設備、給排水・衛生設備、火災報知器などの消火設備、アンテナや太陽光発電の設備、床暖房や電動シャッターなども対象になります。

電気的・機械的事故の例
補償の対象になるもの(例) 対象外のもの(例)
食器洗浄機 (ビルトインタイプ)
オーブンレンジ(ビルトインタイプ)
エアコン
照明
給湯機
浴室乾燥機
アンテナ
床暖房
太陽光発電機
電動シャッター
インターフォン
据置型の食洗機
据置型のオーブンレンジ
空気清浄器
電球
設備・什器
商品・製品
工具類・金型など
持ち運びができるもの
建物についていないもの

保険契約後、家を改装してホームエレベーターを付けたなど、機械装置が高額な場合は保険金額を増額する必要がありますので注意しましょう。

機械修理の際に壊した壁の復旧費用も補償される?

保険の対象となる事故が起きて修理するときに、機械装置周辺の壁を壊す必要がある場合は、その壁や復旧費用も保険が適用されるのでしょうか?
修理のときに受け取る見積書や修理明細書の項目により判断されます。項目により保険金から出る場合と、周辺費用とみなされて費用保険金から出る場合があります。ただ費用保険金は特約として取り外しができる場合もあり、あえて外した場合は、払われない項目も出てくる可能性があります。

メーカー保証とは併用できない

家を建てたばかりで事故にあった場合、メーカー保証が効いている場合もあります。併用はできないので、メーカー保証が効かないケースで保険は有効になります。メーカーの保証がいつまで続くのかも問い合わせておきしょう。なお、機械を設置した業者さんのミスで事故が起きた場合は、業者さんの責任になりますので、保険は対象外です。

免責について

事故が起きた時、自己負担する金額はあるのでしょうか?
保険会社によって契約方法が違うので、一律には言えませんが、建物の免責金額と同じ、もしくは破損・汚損事故のときの免責金額と一緒になります。

この特約は途中で加入することができない場合もあります。迷う場合は保険料で判断したり、途中でつけられるのか、外せるのか確認してみましょう。起きる可能性が少ない事故かもしれませんが、起きた時は修理代が大きいことが予想されます。IoTが今後ますます発展して、家自体が機械化する時代もそう遠くないのかもしれません。この特約が必須の補償になる日が来るのかもしれませんね。

執筆者プロフィール
内田 まどか(うちだ まどか)
内田 まどか(うちだ まどか) ファイナンシャル・プランナー(CFP) 大学卒業後、FP資格取得し、独立。
個人相談を中心に、夢や希望を叶えるためのライフプランニングを、シミュレーションを活用してアドバイスしている。株式会社プラチナ・コンシェルジュ所属

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