みんな入っているの?ペット保険の加入率とは

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みんな入っているの?ペット保険の加入率とは

ペットを飼っている人は、ペット保険に加入しているのでしょうか?現状、日本では諸外国と比べ加入している方は多くない状況ですが、ペットも家族同様に医療をしっかり受けさせたいと考える方が増え、ペット保険を検討する方も増えてきているようです。

2017年7月5日掲載

このページの要点をまとめると・・・

日本のペット保険加入率は6.3%と低い

ペットの医療費は全額自己負担で高額になる可能性がある

家計のバランスをみて、ペット保険と貯蓄で医療費に備えよう

以下、記事の詳細

日本のペット保険加入率は6.3%とまだ低い

ペットの保険加入率ってなんで低いんだろう…犬や猫と暮らしている人は多く、日本ではグラフのように2004年以降、犬猫合計2,000万頭前後(※1)で推移しており、これは15歳未満の人の人数よりも多くなっています。

しかし、このうちペット保険を契約しているのは約6.3%にすぎず、イギリスの約25%と比べると、まだ保険を活用できていない方も多いといえます。(引用:アニコムグループ中期経営計画 2019)

【グラフ】犬・猫の飼育頭数と15歳未満の人の人数 【グラフ】犬・猫の飼育頭数と15歳未満の人の人数
  • 1(出典)アニコム損害保険「家庭どうぶつ白書2016」より

ペット保険の普及が進んでいない要因として、ペットを病院へ連れていく習慣がある人がまだ少ないことがあるでしょう。しかし、今はペットを「家族」として子供同様の気持ちで大切に接している人が増えています。

ペットを大切にする人が増えている状況に加え、高齢になると病気なども増えてくるため、今後はペットを病院へ連れて行く人が多くなると思われます。しかし、動物病院の医療費は自由診療のため高額になる可能性があります。この点について、どのくらい高額になる可能性があるのかという認識がなく、ペット保険の有用性を実感している人がまだ少ないことが日本でのペット保険加入率が低い要因と思われます。

加入率の面では「みんなあまり入っていない」と感じたとしても、それが同時に「だからウチもまだ不要」とは言い切れません。
一緒に暮らしているペットがどれほど大切か? 病気やケガでつらそうなときに病院へ連れていきたいと思うか? など、愛情の点から考えると、ペット保険を契約しておくことで、いざという時に安心して病院へ連れていけるメリットは大きいかもしれません。

ペットの医療費は全額自己負担!高額な医療費が家計を圧迫するおそれが・・・

公的医療保険が使える人の病院と、そういった制度がない動物病院の医療費負担の違いを整理すると以下のようになります。

ヒトとペットの医療費負担音違い

動物病院の医療費は病院が独自に決められる自由診療となっているため、かかる費用には幅があります。初診料で見ても無料のところもあれば、10,000円以上かかる病院もあるようです。また、血液検査を行う際の採血についても、無料のところもあれば、10,000円以上かかる病院もあるようです。

実際に治療などにかかる費用は、どのくらいなのでしょうか?具体例で見てみましょう。

【ケース1】椎間板ヘルニアの場合(犬種:ミニチュアダックスフント 9歳)
診療明細書
診療項目(内容) 単価 数量 金額
診察 1,200円 1 1,200円
血液検査 5,400円 1 5,400円
レントゲン 1,500円 2 3,000円
MRI 120,000円 1 120,000円
全身麻酔 7,000円 1 7,000円
手術 75,000円 1 75,000円
入院 3,000円 10 30,000円
点滴 3,000円 2 6,000円
処置 1,800円 1 1,800円
内服薬 6,200円 1 6,200円
小計 255,600円
消費税 20,448円
合計 276,048円
  • アイペット調べ(2015年8月〜2016年6月「うちの子ライト」請求データから作成した参考例)
【ケース2】異物誤飲の場合(猫種:スコティッシュフォールド 1歳)
診療明細書
診療項目(内容) 単価 数量 金額
診察 500円 1 500円
点滴 4,000円 5 20,000円
全身麻酔 15,000円 1 15,000円
手術 140,000円 1 140,000円
入院 4,500円 6 27,000円
注射 4,500円 1 4,500円
エリザベスカラー 1,100円 1 1,100円
小計 208,100円
消費税 16,648円
合計 224,748円
  • アイペット調べ(2015年8月〜2016年6月「うちの子ライト」請求データから作成した参考例)

このように、人とは違い公的医療保険がなく、検査、治療、入院などの費用が全額自己負担となりますので、大事なペットのためとはいえ、十分な治療をするには家計負担が大きくなる可能性があることがわかります。高額になる可能性がある治療費に対して、ペット保険で備えておくことを検討してみましょう。

ペット保険と貯蓄で医療費に備える

ペットの健康管理をすることが基本ですが、ケガや病気のときも考慮して、ペット保険や貯蓄を活用して予算面でも備えましょう。
ペット保険は、人の公的医療保険(健康保険など)のようにかかった医療費の50%や70%など一定割合を保険金として受け取れるタイプが主流です。ただし、入院、通院一日あたりの限度額や手術1回あたりの限度額を設けていたり、年間に補償される金額にも限度額を設けている保険会社が多いので、内容をしっかり確認するようにしましょう。

保険金のイメージ 保険金のイメージ

商品の内容により保険料はさまざまですから、十分な補償のために保険料を高めに払うとか、保険は最低限にとどめて貯蓄に力を入れるなど、まずは家計にあわせて保険と貯蓄でできる範囲から準備を始めることが大切です。

日本でペット保険の加入率は低いですが、ペットが病気になった時の高額な医療費で慌てる前に、対策をしておいた方が良いでしょう。

執筆者プロフィール
中村 薫(なかむら かおる)
中村 薫(なかむら かおる) ファイナンシャルプランナー(CFP)、社会保険労務士、終活カウンセラー 10代で「老後のお金」が心配になり、20代前半でFPを学び、それまで4年勤めた大手保険会社営業職を辞めて1997年にFPとして独立。企業でのライフプラン研修や、おひとりさま女性の「将来のお金」の相談などを行っている。潟vラチナ・コンシェルジュ所属

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