海外旅行保険の必要性

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海外旅行保険を学ぶ

海外旅行保険の必要性

海外旅行中にケガや病気になる確率は?
海外でよくあるトラブルは?
日本の健康保険制度や、民間の医療保険で保障できるの??
さまざまな角度から、海外旅行保険の必要性について考えてみましょう

海外旅行中に病気になったりケガをする確率は?

海外旅行中にケガをしたり病気になったり、また手荷物の損傷や盗難など、海外旅行保険で補償されるトラブルになる確率はどのくらいあるのでしょうか。ジェイアイ傷害火災調べによると、海外旅行中に海外旅行保険で補償できるトラブルにあう確率3.6%となっております。※1
これは 28人に1人が何らかの事故にあっている計算となります。
このような背景から、外務省ホームページ内でも海外旅行保険への加入を勧めているのが現状です。

ちなみに、2015年における日本国民1人あたりが交通事故にあう確率0.42% ※2 であったといえ、238人に1人が交通事故にあっている計算となります。
つまり、 海外旅行中に何らかのトラブルに巻き込まれる確率は、日本国内で交通事故にあう確率の約8.4倍といえます。(図1) 海外旅行中のトラブル確率はわずか3.6%と考えるか、それとも日本国内での交通事故にあう確率よりも約8.4倍と考えるかによって、海外旅行保険の必要性に対する考え方も変わるのではないでしょうか。

  • ※1・・・2015年度 ジェイアイ傷害火災調べ。保険金支払件数/海外旅行保険加入者数
  • ※2・・・2015年中の交通事故発生件数(536,899件)÷2015年中 日本国民人数(127,110,047人)より算出)

(図1-1).海外旅行保険の事故発生率と、日本国内で交通事故にあう確率の比較

海外旅行保険の事故発生率と、日本国内で交通事故にあう確率の比較

海外でよくあるトラブル

海外旅行中は、どのようなトラブルに巻き込まれる可能性が高いのでしょうか。ジェイアイ傷害火災がまとめた2015年度の補償項目別トラブル割合を確認してみましょう。

  • 1位 治療・救援費用 (49.0%)
  • 2位 携行品損害   (32.5%)
  • 3位 旅行事故緊急費用(13.9%)

1位〜3位までで、発生したトラブルの95.4%を網羅しています。つまり、海外旅行中に起こるトラブルは、上記3項目になる可能性が極めて高いと言えます。ちなみに、5位の「個人賠償責任」は1.2%と事故件数割合は少ないものの、トラブル時には賠償金が非常に高額になりやすいということに注意しましょう。

1位〜3位の補償項目説明

補償項目 補償内容の説明
治療・救援費用 ケガや病気による治療費用はもちろんのこと、緊急車の交通費や、入院した際に家族が現地にかけつける場合の渡航費用、またご本人を日本や第三国まで医療運送する際にかかる費用などが含まれます。また、注意したいのが、海外では日本に比べて、ケガや病気の治療費が高額になりがちで、一ヵ月以上の入院を含む治療ですと、医療費が1,000万円を超えるケースもあります。
実際に海外でおこった医療費例も合わせてご確認ください。
携行品損害 スーツケースや一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、パソコンなど、ご自身の手荷物の破損や盗難の損害のことです。海外では治安が悪く盗難が多発していたり、空港、ホテルなどの荷物を運んでもらう際に、日本よりも荷物を粗末に扱うこともあるため、十分に注意が必要です。地域別の補償項目別事故件数も合わせてご確認ください。
旅行事故緊急費用 航空機に遅延や欠航があり、予定していないホテルへの宿泊を余儀なくされた場合や、航空会社に預けた手荷物が現地に届かず、急に身の回り品を購入した等、予期せぬ偶然な事故により負担を余儀なくされた費用のことです。渡航先によっては航空機のトラブルが多い傾向にある地域もあるため、十分に注意が必要です。

地域別の補償項目別事故件数

国や地域によって、補償項目別のトラブルに違いがあることもお忘れなく。
ジェイアイ傷害火災がまとめた、2015年度の地域別の補償項目別トラブル割合を確認してみましょう。

補償項目別事故状況(保険金支払件数ベース)

海外でよくあるトラブル1位「治療・救援費用」

保険金支払いが多いのは、アジアで77.3%、次いでオセアニアが63.0%となっています。アジアは地域にもよりますが、日本と比べると衛生環境が良好とはいえず、気候も異なります。そのため、腹痛・風邪などの疾病が発生しやすい傾向が伺えます。

海外でよくあるトラブル2位「携行品損害」

保険金支払いが多いのは、ヨーロッパで44.6%、次いでアフリカが37.0%となっています。ヨーロッパは、行き先により乗り換え回数が増えることから、手荷物が破損するケースが多いようです。また、治安が良い日本からの旅行者は、海外の犯罪者からは「周囲への警戒心が乏しい」と見られ、容易な標的としてスリなどに狙われやすいといわれています。このような理由から、「手荷物の破損」や「手荷物の盗難」に関するトラブルが多くなっているようです。

海外でよくあるトラブル3位「旅行事故緊急費用」

保険金支払いが多いのは、グアム・サイパンで44.6%、次いで中南米が21.5%となっています。グアム・サイパンは海外の中では近い部類に入りますので、航空機に関するトラブルは少ないと思われがちですが、十分な注意が必要です。

海外旅行中のトラブル 具体例

海外旅行では、日本では考えられないトラブルに巻き込まれる可能性も多々あります。トラブルの具体例と、対応できる海外旅行保険の補償に関してまとめました。

治療・救援費用補償で対応
  • ●食中毒になってしまい、病院で治療を受けた。
  • ●現地の病院で治療することになったが、支払える現金がない。※1
  • ●海外旅行から帰宅中、到着した日本の空港で転んで足首を捻挫してしまった。
携行品損害補償で対応
  • ●空港でスーツケースごと盗難にあった。
  • ●観光中にカメラを落として壊してしまった。
  • ●航空会社に預けたスーツケースを受け取った際、スーツケースが破損していた。
  • ●カメラのレンズを交換しようとした際に砂ほこりが入り、レンズが壊れてしまった。
賠償責任補償で対応
  • ●レンタル会社から借りたWi-fiをなくしてしまい、レンタル会社から損害賠償責任を受けた。
  • ●サーフィンをしていたら他人にぶつかってしまい、ケガを負わせてしまった。
  • ●ホテルの部屋に置かれていた花瓶を割ってしまい、ホテルから損害賠償請求を受けた。
  • ●海外旅行へ行くために自宅からタクシーに乗る際、スーツケースをタクシーにぶつけてタクシーの車体がへこんでしまった。
  • ●ホテルでお風呂の水を出しっぱなしにしてしまい、部屋を水浸しにしてしまった。
  • ●買い物中、手に取っていたグラスを落として壊してしまった。
航空機遅延費用補償で対応
  • ●帰国便の到着が遅延し、公共の交通機関が動いていない時間に日本へ到着。代わりにタクシーで帰宅した。
  • ●台風のため予定していた飛行機が欠航になり、急遽空港のホテルに一泊することになった。
その他サービスで補償
  • ●盗難にあって手持ち金がなくなってしまった。※2
  • ※1 医療アシスタントサービスなど、キャッシュレスで治療を受けられるサービスが付帯されている必要があります。
  • ※2 保険金の支払い額、支払い方法に関しては各保険会社により異なります。

海外旅行中の治療費に、日本での健康保険は使用できる?

日本では健康保険制度があり、70歳未満の日本国民が日本の医療機関で治療を受けるのであれば、基本的に医療費の個人負担は3割で治療可能です。この制度は、海外旅行中に海外で治療を受けた場合にも適用可能なのでしょうか?
基本的に、日本の健康保険には「海外療養費制度」というものがあり、帰国後に申請することで支払い医療費の7割は健康保険から給付されます。
ただし給付される金額に関しては、海外の治療で実際にかかった費用の7割ではなく、あくまで同じ治療を日本で行った場合に換算し、かかる金額の7割が給付されることとなります。

例)海外で盲腸になり、治療費に200万円かかった場合の、海外療養費制度における給付額

介護認定の流れ

ちなみに、海外で受けた治療費が、日本で受けた治療費よりも安かった場合は、海外で受けた治療費の内の7割が給付されることとなります。
ただし、海外医療費を請求する際には診療内容の分かる書類、及び明細が分かる領収書が必要になるため、言葉の通じにくい海外ではこれらの書類を請求するだけで、人によっては多大な労力となる可能性もあります。
また、最初から心臓、腎臓など臓器移植の治療を目的とした渡航の場合や、美容整形手術、性転換手術を目的とした渡航でも海外医療費制度を利用することはできません。
さらに、差額ベッド代や先進医療費など、健康保険が効かないものは請求することができませんので、注意が必要です。

民間の医療保険で、海外旅行中の治療も保障できる?

健康保険とは別に、任意で民間の医療保険に加入されている方もいるかと思います。
では、民間の医療保険に加入していれば、海外旅行中の治療も保障されるのでしょうか?
答えは、保険会社ごとに異なるということです。
民間の医療保険で、海外旅行中の治療費を給付できるには

  • ●日本国内の医療法に定める病院、または患者を収容する施設を有する診療所と同等であること
  • ●保険会社が認めた医療施設の入院であること

といった条件があります。
また、海外では日本と医療制度が異なるため、日本の民間医療保険では賄いきれない治療費になるケースや、日本からの迎えが必要になったり、日本や第三国への医療運送をするケースがあるなど、日本の常識に通用しない事も多いものです。 そのような万が一に備えるための保険として、海外旅行保険(海外旅行傷害保険)があると言えるでしょう。

外国での犯罪(窃盗)はどのくらいの確率で発生しているの?

海外旅行中は、日本よりも治安が悪いから気をつけよう。と考えている方がほとんどだと思います。では、実際に日本と比べて諸外国ではどのくらいの確率で犯罪が発生しているのでしょうか?ここでは窃盗事件についての発生率を比較してみましょう。

2013年 各国における窃盗事件発生割合

2013年 各国における窃盗事件発生割合

法務省が統計をとっている、日本を含む5国の窃盗事件発生確率を比較してみました。日本での窃盗事件発生確率は0.77%であるのに対し、他の4カ国では2.5%を超えており、約3.2倍の確率で発生していることがわかります。
この統計は、認知されているだけの窃盗犯罪数とのことですので、多少の差はあると考えられますが、日本に比べて犯罪の発生率が高い傾向が伺えます。

  • このページは、保険の概要についてご紹介したものです。取扱商品、各保険の名称や補償内容等は引受保険会社によって異なりますので、ご契約にあたっては、必ず「重要事項説明書」をよくご確認ください。ご不明な点等がある場合には、代理店までお問い合わせください。

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