アクサダイレクトのがん定期

保険料を抑えてがんの保障に大きく備えられるがん保険

松浦　建二（CFP（R）／1級ファイナンシャル・プランニング技能士／フリーランス）

執筆日：2021年11月05日

「アクサダイレクトのがん定期」は、保険期間が10年（80歳まで自動更新可能）の定期がん保険です。保障はシンプルに「がん入院給付金」と「がん診断給付金」で、希望があれば「がん手術給付金」「がん先進医療給付金」「退院後療養給付金」を付けることができます。

終身のがん保険と比べた場合、月々の保険料が同じなら定期がん保険のほうが大きな保障を確保できます。この特性を生かし、定年までの働いている間や子育て中の保障を重点的に確保したい人、初めてがんに罹患(りかん)したときの備えを重点的にしたい人などにとっては、効率良くがん保障を備えることができます。医療保険や終身がん保険と組み合わせて安心できる備えを確保するのも良いいでしょう。

なお、新規で加入できる年齢が女性の場合49歳まで（男性は69歳まで）と短いので、注意が必要です。

一定期間、安い保険料でシンプルに備えたい人向けの更新型がん保険

田辺　南香（CFP（R）／1級ファイナンシャル・プランニング技能士／株式会社プラチナ・コンシェルジュ）

執筆日：2021年10月28日

10年毎ごとに更新していく定期タイプのがん保険です。がん入院給付とがん診断給付が主契約で、オプションでがん手術給付（10万円／回）、がん先進医療（通算500万円まで）、がん退院療養（10万円／回）と3つの特約がセットになったがん治療パックを付けることができます。

がん入院給付金は1日につき10,000円、15,000円、20,000円から選び、がん診断給付金（上皮内がんも対象）はその100倍（100万円、150万円、200万円）です。入院は日数無制限、診断給付金は保険期間10年で1回のみ。がん治療パックになっている３つの特約は必ずセットで、しかも給付金額が決まっているためわかりやすく、商品設計に迷うことがありません。
主契約の保険料は入院1万円なら男女とも650円／月、がん治療パックを付けるとプラス270円／月と、非常にリーズナブルです。契約可能年齢が、男性は20〜69歳、女性20〜49歳と、女性が短い点は注意が必要です。

働き盛りの若いうちだけでも、安い保険料でしっかりがんに備えたいという人や、すでに終身がん保険に加入している人で、保障が少ないと不安な人が一定期間保障を上乗せするのに向いている保険です。