楽天生命スーパーがん保険

抗がん剤・ホルモン剤・放射線・手術による治療給付金の保障に、診断一時金なども加えられる終身がん保険

中里　邦宏（CFP（R）／1級ファイナンシャル・プランニング技能士／日本証券アナリスト協会検定会員／FP提案書工房／マネーディアセオリー株式会社　取締役副社長）

執筆日：2018年11月01日

主契約の保障は、がん（悪性新生物）または上皮内新生物で抗がん剤治療・ホルモン剤治療・放射線治療・手術といった治療を受けた場合の給付金と、がん（悪性新生物）と初めて診断確定したときに1回限り一時金が支払われる「がん治療支援給付金」（�T型のみ）です。こういった特徴から、例えばがんになったときに、入院はなるべくせずに、働きながら治療したい人に向いている商品といえそうです。

主契約の保障内容を「基本プラン」といい、これにオプションの「がん診断給付特約」と「がん入院特約」が付加されたものが「安心プラン」です。なお、がん診断給付特約では、がん（悪性新生物）または上皮内新生物と診断確定（2回目以降はがん（悪性新生物）の治療を目的に入院）したときに1年に1回、通算6回を限度に支払われる一時金の保障が受けられます。

この商品の注意点としては、抗がん剤治療およびホルモン剤治療の保障期間は、80歳となった直後の契約応当日の前日まで、かつ通算限度がそれぞれ36回、60回と限られていることがあげられます。

オプションで「がん先進医療特約」を付加することができます。

現在の主要な治療方法に対応した終身がん保険！！

中村　宏（CFP（R）／1級ファイナンシャル・プランニング技能士／FPオフィス　ワーク・ワークス代表）

執筆日：2018年10月22日

がんの治療方法は年々進歩しており、現在の主要な治療方法は「手術」、「放射線治療」、「抗がん剤治療」で、これらはがんの三大治療とも呼ばれています。

このがん保険には「基本プラン」と「安心プラン」があり、「基本プラン」は、主に三大治療と「ホルモン剤治療」を受けた場合に、所定の給付金を受け取ることができるようになっています。つまり、治療費用を重点的に備えるためのプランで、「入院給付金」や「診断給付金」はありません。一方、「安心プラン」は、「基本プラン」の保障に加えて、「入院給付金」や「診断給付金」などがセットされています。

将来、新しい治療法が出てくる可能性も想定すると、現在の治療法の保障に限定される「基本プラン」では、心細いかもしれません。一方「安心プラン」であれば、「診断給付金」で新しい治療法の費用をカバーすることができます。

加入を検討する際には、給付金ごとに支給要件や支給回数などが決められていることに注意が必要です。また、特約で付帯できる「がん先進医療特約」は、10年更新で最長95歳までとなっています。細かい条件をあらかじめしっかり確認するようにしましょう。