かぞくへの保険

自分の都合の良い時間にネットで申し込みができる死亡保障の保険

松浦　建二（CFP（R）／1級ファイナンシャル・プランニング技能士／フリーランス）

執筆日：2018年06月11日

かぞくへの保険は、被保険者が死亡または高度障害状態になったら、受取人が保険金を受け取れる定期保険です。保険金は500万円から1億円まで100万円単位で設定でき、保険期間は最短で10年間、最長で90歳まで設定可能です。なお、51歳以上は保険金額を300万円から選ぶことができます。

一定期間の保障なので、たとえば万一のときの家族の生活費確保のために、子どもが独立するまでの期間や勤労収入を得られる定年までの期間に合わせて設定すると、無駄なく備えることができそうです。保険期間を年満了（10年・20年など）で設定した場合は、同じ保険期間・保険金額なら健康状態の良し悪しを問わずに自動更新できるので、状況の変化にも対応しやすい商品です。

貯蓄部分がないことから保険料はお手頃なので、一家の大黒柱だけでなく、配偶者も必要な保障額を備えてみても良いかもしれません。

万が一の死亡・高度障害に備えるシンプルな定期保険。保険料もお手頃

中村　宏（CFP（R）／1級ファイナンシャル・プランニング技能士／FPオフィス　ワーク・ワークス代表）

執筆日：2018年05月09日

死亡・高度障害に備える定期保険であり、付帯できる「特約」がなく、死亡保障に機能を絞り込んだシンプルさ、分かりやすさが最大の特徴でしょう。

保険期間は、「10年」・「20年」・「30年」という3種類の期間と、「65歳まで」・「80歳まで」・「90歳まで」の3種類の年齢から選べるため、ライフプランに応じて決められます。主な使い方としては、子供ができたときに、世帯主を被保険者にして、子供が社会人になるまでの期間を保障期間の目安に加入する方法などがあります。

保険料がお手頃なので、家計に負担をかけずに大きな保障を確保することができます。ただし、その代わりに、中途解約した場合も解約返戻金は受け取れず、契約者配当金も受け取ることができないことに注意が必要です。

必要な保障額や保障期間はライフステージによって変化する場合があるため、5〜10年ごとを目安に見直しをするようにしましょう。