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歯石がたまっている | 口・歯の症状
猫の歯石の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
また、歯石の原因として考えられる病気や対処法について見てみましょう。
歯石は、口の中の細菌のかたまりである歯垢が石灰化したもので、歯に黄色または茶色っぽいものがつきます。猫は歯垢が歯石に変わるのがとても速く、歯石には歯垢が付きやすいため悪循環が起こります。とくに、奥歯の外側にできることが多く、放っておくと歯肉炎や歯周病を起こします。
不十分な歯のケア
歯のケアが不十分な場合、歯に歯垢が付いたままの状態になります。
そのまま放っておくと数日で歯石へと変わっていきます。歯石に変わると家庭で取り除くことができなくなります。
病気により歯石がつくことはありません。しかし、歯石がつくことによって歯肉炎や歯周病のリスクが高まります。
歯石を見つけた場合は、歯肉炎や歯周病を起こしていないか、動物病院で診察してもらうことをおすすめします。
歯肉炎
歯垢の中の細菌が原因となり、炎症を起こす病気です。
病巣が歯肉までのものを歯肉炎といいます。
鼻水は、最初はサラサラとした形状ですが、症状が進んでいくと、ネバネバとした鼻水になる、膿(うみ)が混じる、鼻粘膜から出血し血液が混じる、といった症状がみられることもあります。
歯周病
歯肉だけでなく、歯や歯の周囲にある靭帯や歯を支える骨にも炎症が起こることがある病気です。猫は人に比べると歯垢が歯石に変わるのがとても速く、歯石には歯垢が付きやすいため悪循環が起こります。また、口腔内だけの問題ではなく、歯肉などが炎症を起こしているため食事ができず体が弱ってしまったり、細菌や細菌が生み出す毒素などが全身に渡り、腎臓、肝臓、心臓などの各臓器までにも悪影響を与えてしまったりします。歯垢の段階であれば、まだやわらかいので、適切な歯のケアを行い取り除くようにしましょう。
病院で歯石除去
歯石になってしまったものは家庭で取り除くことはできないため、病院で処置してもらいましょう。
病院では、全身麻酔をかけて歯石除去を行います。
歯の状態を観察する
奥歯の表面に黄色または茶色っぽいものがついていないか確認しましょう。また、歯肉の色が赤くないかどうかも確認しましょう。
気になる症状がみられた場合は、病院で状態をみてもらい歯石除去の必要があれば処置してもらいましょう。
日頃から歯のケアを行う
歯垢が歯石になる前に、正しい歯のケアで予防することが大切です。
歯のケアに慣れさせる方法 ① 顔や口の周りを触る ② 手前の歯を触る ③ 歯ブラシ(歯磨きシート)が顔の近くにある状態に慣れさせる ④ 歯ブラシ(歯磨きシート)で歯を触る ⑤ 歯ブラシ(歯磨きシート)で歯を一本磨いてみる
すべてのステップは、ご褒美を与えながら行い、少しでも嫌がる素振りをみせたらすぐにやめましょう。歯磨きを嫌がっているのに無理やり行うと、歯磨き嫌いになってしまうので、ステップを進めるのに焦りは禁物です。なかなか次のステップに進めないこともあれば、前のステップに戻ってやり直した方がいいこともあります。少しずつ階段を上っていくイメージで行いましょう。嗜好性の高い歯磨きペーストを利用したり、歯ブラシに好きな食べ物をつけたりして、「歯磨きをしたらいいことがある」と覚えてもらうことが重要です。なるべくストレスがかからないように歯磨きを習慣化していきましょう。