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家に帰ってきたら、窓ガラスが割れていて、空き巣に入られた様子???そんなときは警察に連絡するのはもちろん、建物や家財を補償する火災保険の補償内容も確認してみましょう。住宅を取り巻くさまざまな災害を補償するタイプに入っていれば、盗難でも補償の対象になり、保険金を受け取れるかもしれません。
2022年1月17日更新
盗難被害は1日当たり約58件も起きている
火災保険に盗難補償が付いていれば、盗難被害に遭っても補償の対象になる
もし盗難被害に遭ってしまったら、保険会社に連絡する前に警察へ被害届を出す
以下、記事の詳細
警視庁の令和2年のデータによると、侵入窃盗は全体的に減少傾向にはあるものの、1日当たり約58件も起きているとのこと。なかでも空き巣の被害が全体の4割を占めています。また、被害の発生場所も約5割が住宅です。侵入経路は1軒家でも共同住宅でも、窓と表玄関が大半を占め、侵入手口は“無施錠(鍵のかけ忘れ)”と“ガラス破り”が大半を占めています。
平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | |
---|---|---|---|---|---|
住宅強盗 | 175 | 147 | 153 | 147 | 151 |
空き巣 | 27,113 | 25,557 | 22,141 | 19,584 | 13,906 |
忍込み | 9,903 | 9,552 | 7,484 | 7,916 | 5,937 |
居空き | 2,233 | 1,918 | 1,880 | 1,436 | 1,187 |
住居侵入 | 15,982 | 14,911 | 13,048 | 12,853 | 11,021 |
空き巣なら、留守宅に侵入されるので、出くわすことはあまりないと思いますが、「居空き」といって、家の中に人がいるときに泥棒に入られることもあるようです。さらに就寝中に泥棒に入る「忍び込み」は侵入強盗の中でも唯一増加しています。泥棒とばったり遭ってしまい、捕まえようとしたり、大事なものを取り返そうと戦ったりせず、命を守るほうを優先してくださいね。
加入している保険に盗難の補償がついていれば、盗難によって保険の対象(建物や家財)が盗まれたり、壊されたり、汚されたりした場合、補償の対象になります。
建物の補償で盗難?と思われるかもしれませんが、泥棒が侵入してくる経路となる窓ガラスやドアのカギを壊されたなどの被害があったときは、“建物”の補償から支払われます。未遂でも補償の対象となります。(関連ページ:補償範囲を選ぶ)
次に家財の補償ですが、家財とは生活動産一式を指します。現金や預金証書などに上限があったり、一定の金額を超える美術品や宝飾品などは契約時に申告していないと対象にならなかったりするので、貴重なものを買ったときは申告が必要か保険会社に確認しましょう。
また、大切なものはひとつひとつ写真に撮っておいたり、購入先やおおよその金額を書いておくなど、リスト化しておくと万が一のときかなり役に立ちます。保証書もきちんととっておきましょう。相続したもので値段がわからないものでも、付き合いのあった宝飾品店や美術商の名前や連絡先など、記憶があればメモしておくとよいでしょう。
自動車は自動車保険の中の車両保険で対象となるので、家財の保険では対象外です。ただし、屋外であっても敷地内にある自転車や原付自転車(総排気量125cc以下)が盗難された場合は、補償の対象になります。塀の外は対象外ですので、乗る人はきちんと家の敷地内に保管するようにしましょう(保険会社によっては車庫など、保管場所を定めていることもあります)。(関連ページ:家財の保険金額を決める)
店舗兼住居の場合や、自宅に商品を保管しているような場合、商品や製品、業務用の設備などは補償の対象外になります。業務用のものは業務用の保険がありますので、必要に応じて加入を検討しましょう。また、あたりまえのことですが、紛失は補償されません。
被害に遭ってしまったら、まず警察へ連絡し「いつ」「どこで」「なにが」「どうした」を伝えましょう。
保険会社へ連絡するのは、警察へ連絡したあと、落ち着いてからで問題ありません。泥棒に部屋を荒らされたとなると、気持ちが悪くて片付けたくなるかもしれませんが、できるだけ立ち入らず、警察が来るのを待ちましょう。そして、盗まれたものを確認します。
通帳とその通帳用の印鑑が盗まれていたり、スマホなどの携帯機器やクレジットカードなど、引き出されたり不正使用が見込まれるものが盗まれている「可能性」があれば、すぐに利用を停止する手続きをしましょう。
あとから見つかった場合、被害届は取り下げれば済みますが、停止したカード類は再発行になり手間はかかります。しかし、不正利用されて被害が拡大することを考えれば、「可能性」の段階で手続きをしてしまいましょう。
盗難届を出したら、受理番号を受け取ります。保険を請求するときはこの盗難届の受理番号が必要になります。ひと段落したら加入している火災保険の事故サポートセンターや代理店など担当してくれているところへ連絡しましょう。
盗難被害に遭ってしまったときの保険請求の流れ盗難補償がついている保険に加入していれば、万一盗難にあったときに保険金を受け取れ、買い直しや破損したドアや窓ガラスの修理に役立てることができます。防犯対策はもちろんのこと、出かける前に鍵をかける、かけたことを確認するなど、日常生活の習慣化も大切です。
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