猫の病気には、どのようなものがあるのでしょうか?気になる病気について、どんな病気なのか、おもな症状、原因、治療法、かかりやすい猫種について見てみましょう。

猫の肥満細胞腫
肥満細胞腫は、肥満細胞と呼ばれる細胞由来の悪性腫瘍です。大きさ、硬さ、進行度合いはまちまちです。肥満細胞からは、ヒスタミンやヘパリンなど、血管に作用する物質の影響で、血管が拡張して血圧が下がったり、出血や浮腫などが起きたり、腸に潰瘍ができたりすることがあります。
| 主な症状 | かゆみ , 出血 , 浮腫 , 食欲がない , 体重が減少する など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい猫種 |
シャム など |
猫の乳腺腫瘍
乳腺腫瘍は、乳腺にできる腫瘍です。早期に避妊手術をしていないメスでよくみられる腫瘍の1つです。乳腺腫瘍はひとつできることもあれば、同時に複数できることがあります。猫では、約8〜9割が悪性であることがわかっており、悪性の場合はリンパ節や肺への転移が最もよくみられます。
| 主な症状 | ひとつ、あるいは複数のできものが乳腺付近にできる |
|---|---|
| この病気に かかりやすい猫種 |
三毛猫などの日本猫 , シャム など |
関連ページ