犬の脳・脊髄・神経の病気には、どのようなものがあるのでしょうか?
気になる病気について、どんな病気なのか、おもな症状、原因、治療法、かかりやすい犬種について見てみましょう。

犬の椎間板ヘルニア
老化、外傷、激しい運動、遺伝などが原因で椎間板が変性して突出し、脊椎の上にある太い神経(脊髄)を圧迫することで起こる病気です。頚部、胸部、腰部どこにでも発症の可能性があり、痛みや麻痺といった神経症状が生じます。
| 主な症状 | 歩きたがらない , 背中を触ると痛がる など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
ダックスフンド , コーギー , シーズー , ビーグル など |
犬のてんかん
てんかんは脳障害ではありますが、脳の構造そのものは正常で、機能にのみ異常が起こる病気です。「突然脳に嵐が起こる」と表現されることもあります。部分的で小さな発作から、全身を痙攣(けいれん)させる大きな発作までさまざまで、発作が起こる間隔もまちまちです。
| 主な症状 | 硬直 , 四肢をバタバタさせる , あごをかみしめている など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
ゴールデン・レトリーバー、ビーグル、シェパード など |
犬の認知症
認知症は、認知力が低下することによる行動の変化で、犬では12歳を過ぎるころから発生率が高くなることが知られています。一般的に、行動の変化は進行性であり、徐々に多くの行動変化がみられるようになっていきます。
| 主な症状 | 同じところをグルグルと歩き回る , 生活が昼夜逆転する など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
柴犬 など |
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