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更新日:2024年10月24日

犬の外耳炎

犬の外耳炎がいじえんとは、どのような傷病なのでしょうか?
症状や原因、治療法について見てみましょう。


この記事の要点
  • 外耳炎は耳道じどうに起こる炎症で、細菌さいきん真菌しんきんなどが原因
  • 治療は耳の洗浄と原因に応じた薬の使用が一般的
  • 予防には適度な耳掃除と早期の病院での診察が効果的

この記事の監修者

三宅 亜希

獣医師

三宅 亜希

TRIPECT lab.代表、東京都獣医師会広報委員

TRIPECT lab.代表、東京都獣医師会広報委員


犬の外耳炎ってどんな病気?

耳は、「外耳がいじ」「中耳ちゅうじ」「内耳ないじ」にわけられ、外耳に炎症が起こるのが外耳炎です。

耳の穴から鼓膜こまくまでのあいだを耳道といい、ここに炎症が起こります。
細菌や真菌(カビ)などの繁殖、耳ダニなどの寄生虫、アトピーやアレルギーなどの過敏症、異物混入や腫瘍しゅようなどが炎症の原因となるケースがあります。

犬の外耳炎

どんな症状なの?

  • 耳あかの量が増える
  • 耳をかゆがる
  • 頭を振る
  • 耳を床にこすりつける

くさい臭いがしたり、耳が赤く腫れたり湿疹しっしんができることもあります。
軽度では、耳を気にする回数が増える、といった症状しか見られないこともありますが、頭を振る、首のあたりをかくなどのしぐさが、耳がかゆくてしている行為だと気がつかない飼い主さんも少なくありません。

また、重度では、強い炎症による痛みがあり、耳の付近を触られることを嫌がる、耳道が腫れて耳の穴がふさがる、耳の中からうみが垂れてくるなどの症状もあります。

【一般的な特徴】

細菌感染による外耳炎

黄色い耳垢やドロッとした耳垢。んだ臭い。

真菌感染による外耳炎

茶色い耳垢。独特のくさい臭い。

耳ダニによる外耳炎

大量の黒い耳垢。激しいかゆみ。

原因はなに?

耳道に細菌や真菌がたくさん繁殖すること、耳ダニなどの寄生虫感染、アトピーやアレルギー、腫瘍、植物の種などが耳に入ってしまうことなどが原因となります。一般的には、細菌や真菌による外耳炎が多く、これらは多湿になる梅雨時期などに悪化することがあります。

かかりやすい犬種はいるの?

垂れ耳の犬種(コッカー・スパニエル、レトリバー、ダックスフンドなど)や、外耳道に毛が密に生えている犬種(テリア、プードルなど)がかかりやすいです。

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犬の外耳炎の治療法には、どんなものがあるの?

投薬

一般的に、耳の洗浄に加え、原因となっているものに対して有効な薬を使用します。
多くは点耳薬てんじやくですが、場合によっては内服薬をもちいることもあります。

軽度では1週間ほどで良化しますが、炎症が強い場合は治療が長期化することもあります。
また、あまりに炎症が強い場合は、痛みをともなうため耳の洗浄は控え、炎症を抑える薬を使用しながら定期的に通院して少しずつ洗浄することもあります。
異物混入や腫瘍が原因の外耳炎では、それらを取りのぞく処置がとられます。

外科処置

慢性化した難治性なんちせいの外耳炎に対しては外科的治療が検討されることもあります。

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犬の外耳炎の治療費例

外耳炎にかかってしまった場合、どのくらいの治療費がかかるのでしょうか?
保険会社の保険金請求データをもとにした治療費の例を見てみましょう。

犬種:トイ・プードル(3歳)
内容:通院1回

診療明細例
診療項目(内容) 金額(円)
診察 800円
処置 800円
お薬 1,400円
合計 3,000円
  • アイペット損害保険会社からのデータ提供です
  • 上記の診療内容・診療費は参考であり、実際のお支払い例や一般的な平均・水準を示すものではありません
  • 診療費は動物病院によって異なります

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外耳炎にならないための予防法はあるの?

定期的な検診

外耳炎は再発することも多いため、梅雨の時期などはこまめに観察するようにしましょう。
また、病院で定期的に診てもらうことで、早期に炎症を見つけて重症化しないようにするのも1つの方法です。

耳の掃除

耳を清潔に保つために耳掃除は必要ですが、やり過ぎると逆に耳を傷つけてしまうこともあるので、適度に行うようにしましょう。ご自宅で無理をして行うよりは、動物病院で定期的に洗浄してもらう方がよいかもしれません。

トリミング後の耳の確認

耳の中に水が残っていないか、確認してあげましょう。通常は、トリミング後に自らぶるぶると身体や頭を振ることで余分な水を飛ばすため、水が残ってしまうことは多くありません。

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外耳炎はどのように診断するの?

まずは、症状が始まった時期、かゆみや痛みの有無などを確認します。

なお、頭を振る、痛みが原因で触られることを嫌がるなどの症状から、飼い主が首の痛みを疑って来院するケースもあります。

その後、必要に応じて耳介部じかいぶや耳道の赤みや腫れ、耳以外の皮膚の赤みや痒み、耳の匂いなどを確認します。このほか、アレルギー関与の確認のための血液検査、耳垢を検査して細菌、真菌、寄生虫などの確認を行います。

これらの結果から、総合的に判断して診断を確定します。

耳道や鼓膜の様子を確認するために、耳鏡じきょうを使用することもあります。

耳鏡は麻酔をかけずに行えますが、耳に痛みがある、汚れがひどい場合、特に詳細を観察することが難しくなります。

この場合、耳専用の内視鏡であるビデオオトスコープを使用することで、耳道や鼓膜の観察をより詳細に行えます。ビデオオトスコープでは、診断のための観察に加え、病理検査びょうりけんさための病変部採取びょうへんぶさいしゅや、耳道の洗浄、異物の除去、できものの切除などの治療も行えますが、全身麻酔が必要になります。

そのほか、レントゲン検査やCT検査、MRI検査を行う必要もありますが、CT検査やMRI検査は一般的に、全身麻酔が必要です。

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