犬の耳の病気には、どのようなものがあるのでしょうか?
気になる病気について、どんな病気なのか、おもな症状、原因、治療法、かかりやすい犬種について見てみましょう。

犬の外耳炎
耳は、「外耳(がいじ)」「中耳(ちゅうじ)」「内耳(ないじ)」にわけられ、外耳に炎症が起こるのが外耳炎です。耳の穴から鼓膜までのあいだの耳道に炎症が起こります。細菌や真菌(カビ)などの繁殖などが炎症の原因となるケースがあります。
| 主な症状 | 耳垢の量が増える , 耳をかゆがる , 頭を振る など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
コッカー・スパニエル , プードル など |
犬の中耳炎
中耳(ちゅうじ)の炎症を中耳炎といいます。中耳とは鼓膜とその奥の空間(鼓室)をさします。細菌感染が原因になることが多く、外耳炎から鼓膜を通って中耳炎に波及することが多いです。難治性の外耳炎や、外耳炎の治療を十分にしていなかった場合などリスクが高まります。
| 主な症状 | 耳垢の量が増える , 耳をかゆがる , 頭を振る など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
コッカー・スパニエル など |
犬の耳血腫
耳介(じかい:一般的に耳と呼ばれている部位)にある軟骨内に血液が溜まる病気です。なんらかの原因により耳介の軟骨内で出血し、血液が溜まります。突然、耳がぷっくりと腫れるのでびっくりされる飼い主さんも多いです。
| 主な症状 | 耳が腫れる |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
ビーグル , ゴールデンレトリバー, トイ・プードル など |
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