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更新日:2023年12月18日

犬の熱

犬の熱がでる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
また、熱がでる原因として考えられる病気や対処法について見てみましょう。


この記事の要点
  • 1日のうちで体温の変動はあるが、平熱を大きく上回る場合、なにかしらの病気の可能性が考えられる
  • 感染性疾患や炎症性疾患、悪性腫瘍などにより発熱する場合がある
  • 呼吸器症状、消化器症状、運動がうまくできない、などの症状がみられたらすぐに病院に行くことが大切

この記事の監修者

三宅 亜希

獣医師

三宅 亜希

TRIPECT lab.代表、東京都獣医師会広報委員

TRIPECT lab.代表、東京都獣医師会広報委員


犬の平熱は人よりも高く、だいたい37.8度から39.3度くらいです。個体差があるので、体温測定をして平熱を知っておくことが大切です。
平熱を大きく上回る場合は、すぐに病院に行くようにしましょう。

ケカ?・病気になった犬

犬の熱がでる原因はなに?

1日のうちで体温の変動はありますが、平熱を大きく上回る場合、なにかしらの病気の可能性が考えられます。

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犬の熱がでる原因として考えられる病気ってあるの?

以下の病気などにより、発熱が生じることがあります。

感染性疾患

ウイルス感染、細菌感染、真菌感染、寄生虫や原虫感染などによる病気です。多くは、呼吸器や消化器、泌尿器などへの感染がみられ、血液に感染するものもあります。病名例としては、犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパーウイルス感染症、ウイルス性肝炎、肺炎、歯根膿瘍しこんのうよう、気管支炎、感染性腸炎、腎盂腎炎じんうじんえん膀胱炎ぼうこうえん子宮蓄膿症しきゅうちくのうしょう、細菌性前立腺炎、椎間板脊椎炎、感染性関節炎、敗血症などがあります。

炎症性疾患

刺激、異物、毒物、中毒、薬剤、自己免疫などにより炎症性疾患が起こります。急性肝炎、中毒性肝障害、膵炎、腹膜炎、胸膜炎、炎症性腸炎、食道炎、血管炎、多発性関節炎、多発性筋炎、全身性エリテマトーデスなどがあります。

悪性腫瘍

悪性腫瘍の影響により発熱することがあります、人の場合、腫瘍熱と呼ぶこともあります。
とくに、白血病、リンパ腫、形質細胞腫、肥満細胞腫、肝臓・腎臓・骨・肺・リンパ節の腫瘍、転移している場合などに発熱しやすいといわれています。

※熱中症
熱中症は、過度の熱に対して体が熱をさげられなくなる状態です。41℃を超える高熱になり多臓器機能障害が引き起こされることもあります。
気温や湿度が高いところでの過度な運動、車内に閉じ込められていた、水分補給のできない環境にいたなどの原因が多いです。
熱中症は、一般的な「熱が出る」というカテゴリーからは外れますが、飼い主さんが知っておいたほうがいい症状です。

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どう対処すればいいの?

熱があるということは、身体になにかしらの感染や炎症が起こっていると考えられます。
おそらく、発熱と同時に元気がなくなるなどの症状と、感染や炎症が起こっている場所により、呼吸器症状、消化器症状、運動がうまくできない、などの症状がみられると思います。発熱したらすぐに病院に行くようにしましょう。

いつもより熱があるかどうか、触るだけである程度把握できますが、できるだけ体温計で測るようにしましょう。
難しい場合は、耳の中の温度がわかりやすいため、平常時に耳を触って、その温度を覚えておくといいでしょう。

夏の暑い時期に、激しい開口呼吸やよだれ、体温の上昇などが見られたら、熱中症を疑い、すぐに身体を冷やしてから病院に行くようにしましょう。

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