犬のホルモンの病気には、どのようなものがあるのでしょうか?
気になる病気について、どんな病気なのか、おもな症状、原因、治療法、かかりやすい犬種について見てみましょう。

犬のクッシング症候群
腎臓のそばにある副腎(ふくじん)から分泌される「コルチゾール」というホルモンが出すぎて、体に悪影響を与えている状態をいいます。症状が進行すると免疫力が低下し、皮膚炎や膀胱炎などにかかりやすくなったり、糖尿病などの病気を併発したりするので注意が必要です。
| 主な症状 | 水をよく飲み尿も増える , 毛が抜ける , 皮膚が黒ずむ など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
すべての犬種にかかる可能性があります |
犬の糖尿病
糖尿病は、インスリンが足りない、もしくは正常に働かないことにより、血液中の糖が増える病気です。糖を取り込むことができないと、血液中の糖の濃度は増え、逆に細胞内の糖は枯渇するという状況になり、各臓器が正常に働かなくなります。
| 主な症状 | 水を飲む量が増える , 尿が増える , 毛づやが悪くなる など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
ミニチュア・シュナウザー, プードル など |
犬の甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症とは、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン(サイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3))の分泌が少なくなることによって起きる病気です。甲状腺機能低下症になると、細胞の代謝活性全般が低下し、太りやすい、元気がない、体温が下がる、脈が遅くなるなどの症状がみられます。
| 主な症状 | 元気消失 , 疲れやすい , 体重増加 など |
|---|---|
| この病気に かかりやすい犬種 |
コッカースパニエル , ゴールデンレトリバー , ボクサー など |
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