「価格.com 保険」は、株式会社 カカクコム・インシュアランスが保険契約締結の代理・媒介を行います。
アミラーゼ | 尿検査
アミラーゼが高い場合など基準値を超えるとどのような病気が疑われるのでしょうか?
検査値の見方、疑われる疾病、そしてその改善方法について医師が解説します。
2023年4月12日更新

膵臓疾患のスクリーニング検査として利用されます。
アミラーゼとはでんぷん(糖質)を分解する消化酵素の1つで、主に膵臓(すいぞう)と唾液腺から分泌されます。
採血による血液検査で血中アミラーゼを測定します。高値を示す場合、膵臓および唾液腺が障害を受け、血中へ流れ込んできているということを現します。
そのため、膵臓疾患のスクリーニング検査として利用され、特に急性膵炎(きゅうせいすいえん)の診断には役立ちます。
ただし、アミラーゼが高値であるからといって、膵臓疾患であるとは断定しにくい欠点があります。
そのためアミラーゼが異常高値を示した場合はP型(膵型)アミラーゼや、関連するリパーゼなどの血液検査、そして超音波などの画像検査と合わせて急性膵炎を判断します。
食事をしても検査値に影響はありませんが、マクロアミラーゼという高分子量による高アミラーゼ血症では食後に上昇しやすくなります。
また採尿により尿中アミラーゼを測定することもあります。血清アミラーゼと同時に測定し、その高値・低値の組み合わせで診断することがあります。
唾石症(だせきしょう)が疑われます。唾石症は唾液腺の中や唾液を口に流し込む導管の中に唾石とよばれる石ができることによって、唾液の流れに支障をきたす疾患です。
このほかにも、おたふくかぜを含む急性耳下腺炎が疑われます。
急性膵炎が疑われます。急性膵炎では膵酵素が膵内で活性化し、膵実質を自己消化して炎症を引き起こします。いわば膵臓内で火事が生じたようなものです。
男性は女性の約2倍の発症頻度で、男性は60歳代、女性は70歳代が最も多くみられます。膵炎を誘発する要因では、男性はアルコール性、女性は胆石もしくは胆石症が多くみられます。
このほかにも慢性膵炎、膵嚢胞(すいのうほう)、膵癌、腎不全、総胆管結石、マクロアミラーゼ血症などが疑われます。マクロアミラーゼ血症とは、血中アミラーゼが免疫グロブリンや多糖体と複合体を形成し大きくなったもので、腎臓を通過できず尿中に排せつされにくくなります。その結果、血中アミラーゼ値は高値となります。必ずしも膵臓疾患、唾液腺疾患を意味しません。マクロアミラーゼ血症自体は特に治療の対象とはなりません。
唾液腺摘出後、膵手術後や、慢性膵炎や膵癌による膵実質の荒廃、糖尿病が疑われます。
絶食とし、炎症を抑える消炎鎮痛薬、脱水予防として補液などを行います。
アルコール性と非アルコール性に分けられます。アルコール性が65%を占め、ほかに特発性や遺伝性、家族性、胆石、高中性脂肪血症(特に500mg/dL以上)などがあります。
アルコール性では断酒が不可欠です。高中性脂肪血症では、脂質改善薬を使用します。痛みが強い場合は、脂肪食のみならず食事量の制限が必要となります。代わりに成分栄養の補充が必要となります。また十分な消化酵素薬も有用です。
アミラーゼで疑われる病気は多くあります。内科で原因疾患を特定してもらい、それぞれの病気に応じた治療を行いましょう。
<利用上の注意>
2023年4月12日時点の情報となります。
検査機関・検査方法によって診断結果は異なることがあります。当ホームページ上では参考値として日本人間ドック学会の数値範囲を掲載しておりますが、実際の健康診断で再検査や受診の指示があった場合には必ず従うようにしましょう。
当サイトに掲載されている内容は医師監修のもと制作していますが、健康に不安のある場合は、正確な診断・治療のために医療機関等を受診してください。
当サイトに掲載している基準範囲内であっても各保険会社の基準によっては保険契約のお引き受けができない場合がございます。