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AST・ALTの値が悪いとどうなる?基準値と疑われる病気について医師が解説

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AST・ALT | 血液検査

AST・ALT

AST(GOT)とALT(GPT)の数値が基準範囲を超えると、どのような病気が疑われるのでしょうか?

検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。

2026年1月26日更新

この記事の監修者
和田 高士
和田 高士 医師、東京慈恵会医科大学医学部客員教授 プロフィール詳細

AST・ALTでなにがわかるの?

肝臓障害が起きていないか確認するための指標です

AST(GOT<※1>)とALT(GPT<※2>)は、いずれも肝臓の細胞内に存在する酵素です。 何らかの原因で肝臓の細胞が壊れると、ASTやALTは血液中に流出します。そのため、血液検査でこれらの量を測定することで、肝臓の障害が起きているかを診断できます。

ASTとALTの異なる点は、ALTはほとんどが肝臓に存在する一方で、ASTは肝臓だけではなく、心筋や筋肉などにも存在することです。

両方の数値が高い場合には、肝臓の障害が疑われます。ASTのみが高値の場合は、急性心筋梗塞による心筋障害(発病後数日間上昇する)、あるいは筋肉疾患などが考えられます。ALTのみ高値の場合は、軽度の肝臓障害が考えられます。

※1 GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ):AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素)
※2 GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ):ALT(アラニンアミノ基転移酵素)

どんな病気が疑われるの?

疑われる病気の例
・肝臓障害
・胆道障害
肝臓障害

肝炎ウイルスによるウイルス性肝炎、肥満による脂肪肝、多量の飲酒によるアルコール性肝障害、薬剤の使用による薬剤性肝障害などがあります。

肝臓以外の疾患

肝臓に隣接する胆道疾患、たとえば総胆管結石などでも、ASTやALTは上昇します。
また、ASTのみ上昇するものとして、急性心筋梗塞や溶血性貧血、筋肉疾患などがあります。

病気の改善方法は?

原因によって改善方法は異なるため、ASTやALTが高値の場合は、原因を内科で明らかにしてもらう必要があります。

肝臓に対して自身でできる改善策としては、過剰な飲酒を控えること、食べ過ぎに注意することが挙げられます。また、肥満や健康食品などに含まれるウコンによる肝臓障害もあるため、注意が必要です。採血検査前日の激しい運動は、筋肉からのASTを増やしてしまうため、控えるようにしましょう。

<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
検査機関・検査方法によって診断結果は異なることがあります。当ホームページ上では参考値として日本人間ドック・予防医療学会の数値範囲を掲載しておりますが、実際の健康診断で再検査や受診の指示があった場合には必ず従うようにしましょう。
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