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血圧(収縮期血圧・拡張期血圧) | 血圧測定
血圧が基準範囲を超えると、どのような病気が疑われるのでしょうか?
検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。
2026年1月26日更新

体に異常が起きていないかを評価する、基本的な指標の一つです
血流が血管の壁に押し付ける圧力を測定し、収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上の場合を高血圧といいます。一方で、収縮期血圧が90mmHg未満の場合を低血圧といいます。
血液は、心臓の収縮する圧力で全身に送り出されます。このときに血管にかかる圧力を、収縮期血圧(最高血圧・最大血圧)といいます。
血液を押し出した後、心臓は拡張して全身から戻ってきた血液を溜め込みます。血管には、全身に血液を十分送り出すために、まだある一定の圧力がかかっています。その最小の圧力を拡張期血圧(最低血圧・最小血圧)と呼びます。
若年層や中年層は、大動脈のしなやかさ(弾性)が保たれていますが、50歳以上になると、大動脈のしなやかさが失われていきます。その結果、体の隅々にまで血液を送りにくくなるため、収縮期血圧は上昇し、脈圧を大きくする必要があるため、拡張期血圧は低下していきます。
基準値は、測定場所によって「家庭血圧」と「診察室血圧」があり、家庭で測った際の基準値は下表の通りです。5〜7日間の平均値が、以下のいずれかに該当した場合、高血圧と判断します。
| 高血圧 | 収縮期血圧135以上 |
|---|---|
| 拡張期血圧85以上 |
(単位:mmHg)
家庭で測定を行う場合、血圧計を用いて通常は上腕(肘と肩の間)で測定します。
測定は、朝と夜の1日2回行います。朝は起床後1時間以内、排尿後、朝の服薬前、座って体の力を抜き、1〜2分間安静にした後に測定します。夜は、飲酒や入浴の後の就寝前、座って体の力を抜いて1〜2分間安静にした後に測定します。血圧値は、平均値を取ります。
一方で、診察室血圧(医療機関で測定した血圧)の基準値は下表の通りです。
| 血圧 | 異常なし | 軽度異常 | 要再検査・生活改善 | 要精密検査 |
|---|---|---|---|---|
| 収縮期 | 129以下 | 130〜139 | 140〜159 | 160以上 |
| 拡張期 | 84以下 | 85〜89 | 90〜99 | 100以下 |
(単位:mmHg)
本態性高血圧は、遺伝や生活習慣など、いくつかの組み合わせで発症します。二次性高血圧は、腎実質性、腎血管性、内分泌性などの原因による場合をいいます。これらを特定するには、内科を受診してください。
低血圧は、自律神経による血圧の調節がうまくいかず、急に立ち上がったときに血圧が下がる(起立性低血圧)と発症します。また、妊娠によって胎児へ血液が流れることで生じることもあります。このほか、薬剤の副作用で生じるなどの二次性低血圧や、血流が胃に集中して血液が心臓に戻りにくくなることでも起こります(食後低血圧)。
家庭で測った場合、5〜7日間の平均値で収縮期血圧が135mmHg以上、あるいは拡張期血圧が85mmHg以上の場合は、高血圧と診断されます。このような場合は、内科医に相談してください。合併している病気によって、降圧を開始する血圧値は異なります。
生活習慣で見直すべき点は、肥満の場合は肥満の改善、塩分の摂りすぎを防ぐ、ストレスを減らす、運動は週に180分以上行うことなどです。
健康で無症状の低血圧であれば、治療は必要ありません。めまいや立ちくらみなどの症状が出た場合は、まずは座りましょう。可能であれば、仰向けに寝て、足を高くした姿勢を保ち、あらためて、ゆっくりと立ち上がるようにしましょう。
生活習慣で見直すべき点は、水分を多く摂る、運動を心がけて血管を収縮させる機能を鍛えることです。
<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
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