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血圧(収縮期血圧・拡張期血圧) | 血圧測定
血圧が基準範囲を超えるとどのような病気が疑われるのでしょうか?
検査値の見方、疑われる疾病、そしてその改善方法について医師が解説します。
2023年4月12日更新

体に異常が起きていないかを評価する基本的な指標の1つです
血流が血管壁に押し付ける圧力を測定し、高すぎる場合を高血圧、低すぎる場合を低血圧とします。
心臓の収縮する圧力で血液は全身に送り出されます。この時に血管にかかる圧力が収縮期血圧(=最高血圧/最大血圧)といいます。
血液を押し出した後、心臓は拡張して全身から戻ってきた血液をためこみます。血管には全身に血液を十分送り出すために、まだある一定の圧力がかかっています。その最小の圧力を拡張期血圧(=最低血圧/最小血圧)と呼びます。
若・中年者には大動脈のしなやかさ(弾性)は保たれていますが、50歳以上の高齢者では大動脈のしなやかさが失われます。
その結果、隅々にまで血液を送りにくくなり、収縮期血圧は上昇、脈圧も大きくする必要があるため拡張期血圧は低下していきます。
基準値は測定場所により「家庭血圧」と「診察室血圧」があります。
家庭で測った際の基準値は下表の通りです。
5〜7日の平均がいずれかに該当した場合、高血圧・低血圧と判断します。
| 高血圧 | 収縮期血圧135以上 |
|---|---|
| 拡張期血圧85以上 | |
| 低血圧 | 収縮期血圧89以下 |
(単位 mmHg)
家庭で測定を行う場合、血圧計を用いて通常は上腕(肘と肩の間)で測定します。
測定は朝と夜の1日2回行います。朝は起床後1時間以内、排尿後、朝の服薬前、座った姿勢で1〜2分間安静にした後です。晩は飲酒や入浴の後の就寝前、座った姿勢で1〜2分間安静にした後です。
体の力を抜いて1〜2分間安静にしてから測定します。血圧値はその平均を取ります。座って1〜2分間の安静を保ってから測るようにしてください。
診察室血圧の基準値は下表の通りです。
| 血圧 | 異常なし | 軽度異常 | 要再検査 | 要精密検査 |
|---|---|---|---|---|
| 収縮期 | 129以下 | 130-139 | 140-159 | 160以上 |
| 拡張期 | 84以下 | 85-89 | 90-99 | 100以下 |
(単位 mmHg)
本態性高血圧は遺伝や生活習慣などのいくつかの組み合わせで発症します。二次性高血圧は以下の病気により高血圧が生じる場合をいいます。これらを特定するには内科を受診してください。
低血圧は、自律神経による血圧の調節がうまくいかず、急に立ち上がったときに血圧が下がる(起立性低血圧)、妊娠により胎児へ血液が流れることで生じる、あるいは薬剤の副作用で生じるなどの二次性低血圧、血流が胃に集中し、血液が心臓に戻りにくくなることで起こります(食後低血圧)。
家庭で測った際の血圧が5〜7日の平均で収縮期血圧が135mmHg以上の場合、あるいは拡張期血圧が85mmHg以上の場合は高血圧と診断されます。このような場合は内科医と相談してください。合併している病気の多少により降圧を開始する血圧値は異なっています。
生活習慣で見直すべき点としては、肥満の場合は肥満の改善、塩分の取りすぎを避ける、ストレスを減らすなどです。
健康で無症状の低血圧は治療を必要としません。
めまいや立ちくらみなどの症状がでた場合にはまずは座る、可能ならあおむけに寝た状態になって足を上げた位置にします。
生活習慣で見直すべき点としては、水分を多くとる、運動を心掛けて血管を収縮させる機能を鍛えます。
<利用上の注意>
2023年4月12日時点の情報となります。
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