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血糖・尿糖 | 血液検査
血糖や尿糖の数値が基準値を超えると、どのような病気が疑われるのでしょうか?
検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。
2026年1月26日更新

糖尿病の診断、重症度を評価する指標です
健康な方では、食事によって血糖値が上昇すると、すい臓から適切な量のインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンの働きによって、食後約2時間以内に血糖値は低下し、基準値に戻ります。
一方で、糖尿病予備群の方は、インスリンの分泌量が少ないほか、分泌する速度が遅いなど、血糖値を下げる働きが十分ではありません。そのため、食後2時間たっても健康な方のように血糖値は低下せず、高い値が続く「食後高血糖」の状態になります。さらに、糖尿病になると空腹時でも高血糖状態となります。
糖尿病は、インスリンの分泌機能の障害によって、血糖が過剰に存在する病気です。血糖が過剰に存在すること自体が細胞障害となるため、血糖測定が重要です。
静脈から採取した血液で測定します。空腹時の基準は下表のとおりです。
| 正常型 | 境界型 | 糖尿病型 | |
|---|---|---|---|
| 異常なし(基準値) | 正常高値 | ||
| 70〜99 | 100〜109 | 110〜125 | 126以上 |
(単位:r/dL)
100〜109mg/dLの「正常高値」では、近い将来糖尿病になる可能性があります。110〜125mg/dLは「境界型」、126mg/dL以上は「糖尿病型」と判定します。「糖尿病型」では、同時にHbA1cという検査も行い、値が6.5%以上なら「糖尿病」と診断されます。
HbA1cの検査を行わなかった場合は、日をおいて再検査を行います。再検査でも126mg/dL以上の「糖尿病型」となった場合は、「糖尿病」と診断されます。食後経過時間を問わずに随時、血糖値が200mg/dL以上の場合は、「糖尿病型」と判定します。
インスリンホルモンの分泌を調べるには、ブドウ糖負荷試験を行います。
採取した尿の中に試験紙を浸して、(−)、(±)、(1+)、(2+)、(3+)、(4+)の6段階で評価する試験紙法が主に使用されています。
(1+)では、尿100mL中に糖が100mg存在するということになります。正常は空腹時、食後(随時)ともに(−)です。おおむね、血糖値が170mg/dLを超えると(+)となります。
糖尿病は、その成り立ちによって「1型糖尿病」「2型糖尿病」「その他の特定の機序、疾患によるもの」「妊娠糖尿病」があります。
すい臓からインスリンがほとんど出なくなることによって、血糖値が高くなります。原因は不明で若年者に多く、突然発症します。
インスリンが出にくくなるほか、インスリンが効きにくくなることによって、血糖値が高くなります。原因は、遺伝的な影響に加えて、食べ過ぎや運動不足など、不健康な生活習慣の影響が大きいといわれています。
糖尿病とは別の病気の影響で、糖代謝に異常が起きる場合です。膵炎(すいえん)やクッシング症候群、グルカゴノーマ、甲状腺機能亢進症などの病気が挙げられます。また、副腎皮質ステロイドや利尿薬など、血糖値に影響を及ぼす薬の長期使用によるもの、すい臓がんなどですい臓を摘出した場合なども該当します。
食生活の改善が重要です
高血糖を防ぐために気をつけたいことの第一は、食事です。糖質は、食後の血糖値を上げやすいため、まずは糖質過多にならないように注意しましょう。
白米、白いパン、うどんといった体に吸収されやすい「白い糖質」よりも、玄米、全粒粉のパンやそばといった、食物繊維が多く体にゆっくりと吸収される「茶色の糖質」に比重を置きましょう。食べる順序も大切です。食物繊維を多く含む野菜や海藻を先に食べることで、後から食べる糖質がゆっくりと吸収されます。
また、1食抜くことや、夜遅くに食事を摂ることもやめましょう。食事を抜くと、次の食事で血糖値が上がりやすくなります。また、食べてすぐ寝ると、血糖値はなかなか下がりません。特に、液体に含まれる糖質は吸収されやすいため、急速に血糖値を上昇させます。清涼飲料水の飲み過ぎに注意しましょう。
食後に散歩などの軽い運動を行うと、血液中の糖が筋肉内に取り込まれ、エネルギーとなって使われるため、血糖値は下がります。まずは、1日10分多く歩き、10分の運動を加えましょう。スクワットなど筋肉に負荷を加えることは、さらに効果的です。
<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
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