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BMI | 身長、体重、腹囲検査
BMIが基準値を超えると、どのような病気が疑われるのでしょうか?
検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。
2026年1月26日更新

肥満・低体重を判断するための指標です
肥満の判定には、これまでに多くの指標が考案されてきましたが、現在は、身長と体重から計算されるbody mass index(BMI)で判定しています。これは世界共通の指標で、基準値は男女で変わりません。
身長と体重を測定し、以下の計算式よりBMIを算出します。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
日本人間ドック・予防医療学会では、BMIの高低によって判定基準を以下のように策定しています。
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5〜24.9 | 異常なし |
| 18.4以下、25.0以上 | 要再検査・生活改善 |
(単位:kg/u)
BMIを算出すると、身長に対する標準的な範囲の体重がわかります。
たとえば、身長170cmの方の場合、BMIが18.5〜24.9kg/uに収まるための普通体重は、53.5kg〜72.0kgとなります。ただし、BMIでは、同じ体重でも筋肉量が多いタイプなのか、脂肪が多いタイプなのかといった質は、評価できません。
「肥満」とは太っている状態で、疾病を意味するものではありません。
一方で、「肥満症」は肥満が原因、あるいは、以下のような関連する健康障害が存在している場合や、内臓脂肪型肥満のことをいいます。肥満は疾患ではありませんが、肥満症は疾患であり、医学的な治療が必要となります。
病気が原因で肥満が生じた状態で、主に以下が挙げられます。
なお、女性の低体重では、以下の疾病が生じやすくなります。
・低栄養・体組成の異常:低筋肉量・筋力低下、栄養素不足(ビタミンD・葉酸・亜鉛・鉄・カルシウムなど)、貧血(鉄欠乏性貧血など)
・性ホルモンの異常:月経周期異常(視床下部性無月経・希発月経)
・骨代謝の異常:低骨密度(骨粗鬆症または骨減少症)
・そのほかの代謝異常:耐糖能異常、低T3症候群、脂質異常症
・循環・血液の異常:徐脈、低血圧
・精神・神経・全身症状:精神症状(抑うつ、不安、集中力低下、認知機能低下)、身体症状(全身倦怠感、睡眠障害、冷え性、頭痛、便秘、髪質・肌質の低下)、身体活動低下
肥満の場合は運動と食生活の改善、低体重の場合は食事回数を工夫しましょう
肥満に対する薬剤治療の適用者は限られており、原則として食事療法と運動療法です。重度の肥満者の場合、胃の手術による外科的治療が行われます。
飲食によって体内に入る摂取エネルギーが、身体活動などによる消費エネルギーを上回った状態が長く続くと、体内の脂肪細胞が膨張し、肥満となります。あまり運動していなかった方は、わずかでもよいので、体を動かすようにしましょう。
肥満の方には、早食いという特徴があります。満腹感は20分以上たってから感じるため、20分以内に完食してしまうと、まだ満腹感を感じておらず、追加の食品を摂りたくなります。そのため、ゆっくりと食事をすることが基本となります。
また、食事を食べたり食べなかったりといった波のある食生活は、体重の増加につながるため、規則正しい生活が望まれます。
このほか、1gあたりの糖質とたんぱく質は4kcalであるのに対して、脂肪は9kcalあるため、食事の重量が同じでも脂肪を減らすことが重要です。2つの食品の購入を迷っているときは、脂肪の少ないほうを選びましょう。
低体重の方には、摂取エネルギー(食事量)が少ない特徴があります。1日の食事回数を、4回〜5回にすることを心がけましょう。
特に、寝る前の食事は吸収がよく、体のエネルギーとして蓄えられやすくなります。間食はアイスクリームやスープなど、食べやすくて高エネルギーのものがよいでしょう。
飲酒量が多い方は、お酒を飲む前にある程度の食事を摂り、飲酒の途中でもチーズやハムなど、高たんぱくの食品を食べるように心がけましょう。喫煙は味覚を鈍らせるため、喫煙している場合は禁煙を目指しましょう。
<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
検査機関・検査方法によって診断結果は異なることがあります。当ホームページ上では参考値として日本人間ドック・予防医療学会の数値範囲を掲載しておりますが、実際の健康診断で再検査や受診の指示があった場合には必ず従うようにしましょう。
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・ホルモン異常による肥満
・遺伝性の病気に随伴して起こる肥満
・食欲をコントロールする視床下部(脳内)の障害による肥満
・抗精神病薬や副腎皮質ステロイドなどの薬物による薬剤性肥満