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CRP(C反応性タンパク)の値が悪いとどうなる?基準値と疑われる病気について医師が解説

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CRP | 血液検査

CRP

CRPの数値が基準範囲を超えると、どのような病気が疑われるのでしょうか?

検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。

2026年1月26日更新

この記事の監修者
和田 高士
和田 高士 医師、東京慈恵会医科大学医学部客員教授 プロフィール詳細

CRPでなにがわかるの?

炎症疾患を発見するための指標です

CRPは、炎症や細胞・組織破壊が起きると血液中に増加するタンパク質のことです。

物理的や化学的な刺激、ウイルスなど微生物の感染に対して、体が防御反応を起こすことを炎症といいます。炎症とは、血流の増加による発赤、発熱物質が産生される熱感、血管内の組織液が流出する腫脹(しゅちょう)、化学物質が放出されて痛み感覚の受容器を刺激する疼痛(とうつう)の4つの兆候が現れる状態のことです。時間的な経過によって、急性炎症、慢性炎症と呼ばれます。

CRPの数値のみでは、炎症が起きている臓器を診断できませんが、病気の活動性や病態の推移を把握するために役立ちます。

CRPは、採血による血液検査で行います。CRPは年齢とともにわずかに増加するほか、喫煙者は非喫煙者より高い値を示します。また、妊娠後期にもCRPの値は増加します。

どんな病気が疑われるの?

疑われる病気の例
・炎症性疾患
・細菌感染症
・ウイルス感染症による臓器障害
・悪性腫瘍
・心筋梗塞
・熱傷
・外傷
・手術後
・膠原病(関節リウマチなど)

CRP値の推移から、病状の悪化・改善の方向性がわかります。数値が上がっているときは、何かしらの感染症にかかっていることが多く、悪性腫瘍(がん)などによる組織の障害でも、進行すると数値は上昇します。

病気の改善方法は?

軽度の高値である場合は、再検査を行って数値の変化を観察します。徐々に上昇する場合や、初めから高値を示した場合は、内科を受診して原因を調べます。

細菌・ウイルス感染が疑われる場合には感染源を特定し、適切な抗菌薬による治療を行います。細菌・ウイルス感染ではないと考えられた場合は、膠原(こうげん)病や悪性疾患などの有無を調べ、病気に応じた治療を行います。

<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
検査機関・検査方法によって診断結果は異なることがあります。当ホームページ上では参考値として日本人間ドック・予防医療学会の数値範囲を掲載しておりますが、実際の健康診断で再検査や受診の指示があった場合には必ず従うようにしましょう。
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