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γ-GTPの値が悪いとどうなる?基準値と疑われる病気について医師が解説

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γ-GTP(ガンマGTP) | 血液検査

γ-GTP(ガンマGTP)

γ-GTPの数値が基準範囲を超えると、どのような病気が疑われるのでしょうか?

検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。

2026年1月26日更新

この記事の監修者
和田 高士
和田 高士 医師、東京慈恵会医科大学医学部客員教授 プロフィール詳細

γ-GTPでなにがわかるの?

肝臓、胆道の臓器障害を判断するための指標です

γ-GTP(※)とは、肝臓や胆道から分泌され、肝臓の解毒作用に関わっている酵素です。胆石やがんなどによって消化液の胆汁の流れが停滞してしまうと、酵素(γ-GTP)が血液のほうに流れ出ます。そのため、γ-GTPの検査は、肝臓や胆道の臓器障害を判断する方法の一つとして行われています。

γ-GTPは、採血(血液検査)で測定しますが、食事による数値の変動はありません。

γ-GTPの基準値
γ-GTP値 判定
50以下 異常なし
51〜80 軽度異常
81〜100 要再検査・生活改善
101以上 要精密検査・治療

(単位:U/L)

γ-GTPでよく話題になるのは、飲酒による上昇です。過量の飲酒をするとγ-GTPの産生が活発になり、数値が上昇します。

※γ-GTP:ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、γ-glutamyltransferase、γ-GT(γ-glutamyl transpeptidase、GGT)は同義語

どんな病気が疑われるの?

疑われる病気の例
・脂肪肝
・アルコール性肝炎
・アルコール性肝障害

γ-GTPの値から疑われる病気は、γ-GTP産生を誘導する脂肪肝、アルコール性肝炎、アルコール性肝障害といった疾患と、胆汁の流れを阻害する疾患の大きくわけて2種類あります。

胆汁の流れを阻害する疾患

・肝細胞内胆汁うっ滞
・肝内胆管の閉塞
・総胆管閉塞による胆汁うっ滞

脂肪肝

病名に脂肪とついていますが、実は糖分の摂りすぎや運動不足も原因です。消化しきれない糖質が肝臓で脂肪に変化し、蓄積して脂肪肝となるためです。一般的に、γ-GTPの上昇はアルコールが原因だと思われていますが、高中性脂肪血症や肥満による脂肪肝でも上昇します。

病気の改善方法は?

飲酒をする方でγ-GTPの上昇が見られた場合、禁酒で値が下がるかを確認します。長期的に飲酒軽減に取り組むには、目標設定は欲張らずにスモールステップ、まずは6〜7割の頑張りでできる目標を立て、達成感を味わうことが大切です。

飲酒をしない方は、糖質を控え、肥満の方は体重を減らします。薬剤を使用している場合は、主治医に関係があるかを尋ねてください。

<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
検査機関・検査方法によって診断結果は異なることがあります。当ホームページ上では参考値として日本人間ドック・予防医療学会の数値範囲を掲載しておりますが、実際の健康診断で再検査や受診の指示があった場合には必ず従うようにしましょう。
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