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HbA1c | 血液検査
HbA1cの値が悪いと、どのような病気が疑われるのでしょうか?
検査値の見方や疑われる傷病、改善方法について医師が解説します。
2026年1月26日更新

過去1〜3カ月間の平均的な血糖を反映する指標です
赤血球の中には、ヘモグロビン(血色素)という酸素を運ぶための物質があります。そのヘモグロビンに血糖(ブドウ糖)が結合したものを、HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)と呼びます。
HbA1cの値が高いということは、多くの血糖がヘモグロビンに結合していることを意味し、糖尿病が強く疑われます。HbA1cが1%高くなると、平均血糖値で約 30mg/dLの上昇に相当します。
糖尿病の検査には、代表的なものとして血糖検査がありますが、血糖は食事などの影響で大きく変化しやすいといった欠点があります。
HbA1cを含む赤血球の寿命は4カ月です。したがってHbA1cは、寿命の半分の期間にあたる、採血時点から過去1〜3カ月間の平均的な血液中の血糖を反映し、値が食事に影響されないといったメリットがあります。
一方で、HbA1cの欠点として、週単位の急激な変化がわからないこと、値がほかの疾患に影響されることが挙げられます。そのため、HbA1c単独では糖尿病とは診断できません。
すでに糖尿病を患っている場合は、治療によるコントロール状態の評価として用いられています。糖尿病の治療においてはHbA1cを6.0%未満、合併症予防のためには、HbA1cを7.0%未満に管理します。ただし、低血糖などによって治療が困難な場合などでは、HbA1cは8.0%未満を目標とします。
HbA1cが6.5%以上、かつ血糖検査の値が126mg/dL以上の場合、あるいは異なる日の血糖値が2回とも126mg/dL以上の場合に、糖尿病と診断されます。
糖尿病とは、血液中を流れるブドウ糖が増えてしまう病気です。糖尿病自体は、なかなか自覚症状が出ないため、合併症が起きて初めて糖尿病の怖さに気づく場合が多いようです。特に、HbA1cが7.0%以上の状態が長く続くと、糖尿病特有の三大合併症が生じやすくなります。
網膜の毛細血管に障害が起こり、細動脈瘤(さいどうみゃくりゅう)が形成されます。それが破れると眼底出血を起こし、眼底出血を繰り返すと失明します。
高血糖によって、腎臓にある細い血管がむしばまれていく合併症です。病状が進行すると、最終的に週3回、1回4時間の人工透析をせざるを得なくなります。
高血糖によって手足の神経に異常をきたし、足先や足裏、手指に痛みやしびれなどの感覚異常が現れる合併症です。不愉快な感触のために、夜眠れなくなることもあります。神経障害が慢性化すると、感覚も低下します。
糖尿病の治療は、生活習慣の改善と薬による治療の両輪が必要になります。
治療の目標は、年齢、罹病(りびょう)期間、臓器障害、低血糖の危険性、サポート体制などを考慮して、個別に設定されます。医師と相談して改善を図りましょう。
また、米国糖尿病学会では「糖尿病患者は、座っている時間を30分ごとに中断し、歩行やストレッチなどを行うこと」を推奨しています。座り続けている生活は改めましょう。
病気の改善方法に関する詳しい内容は、「血糖値が高いとどうなる?基準値と疑われる病気について医師が解説」の記事もご確認ください。
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2026年1月26日時点の情報となります。
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