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聴力検査でなにがわかるの?検査方法や疑われる病気について医師が解説

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聴力 | 聴力検査

聴力

聴力検査では、どのような病気が疑われるのでしょうか?

検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。

2026年1月26日更新

この記事の監修者
和田 高士
和田 高士 医師、東京慈恵会医科大学医学部客員教授 プロフィール詳細

聴力検査でなにがわかるの?

高い音や低い音が、日常生活に支障ない程度に聞こえているかを調べるために行います

左右2つの耳で聞いているため、片方の聴力が低下しても、その異常に気づきにくい傾向があります。なお、中年期では、聴力低下が、認知症の最大の原因となります。

健康診断でもっとも多く行われる検査法は選別聴力検査で、オージオメータという装置を用います。

日常会話の音域にあたる低音の1,000Hz(ヘルツ)では、鉛筆を走らせる音に近い30dB(デシベル)の音圧が聞こえるか検査をします。鳥のさえずりのような高音域の4,000Hzでは、30dB(雇い入れ時)、または静かな住宅地と同じ程度の小さな40dBの音圧が聞こえるかどうかを検査します。聞こえれば「所見なし」、聞こえなければ「所見あり」と表記されます。

なお、日常会話の音量は50dB程度、電話の音量は70dB程度です。

また、医師との会話が成立すれば「日常会話支障なし」、成立しない場合は「日常会話支障あり」と診断されます。詳しい検査では、聞こえる最も小さな音圧(最小可聴閾値)を調べます。結果は5dBごとの数値で表記されます。

聴力レベル
聴力 1000Hz/4000Hz 判定
30以下 異常なし
35 要再検査
40以上 要精密検査

(単位:dB)

どんな病気が疑われるの?

疑われる病気の例
・伝音性難聴
・感音性難聴
・混合性難聴

難聴には大きく分けると、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の3つがあります。これらは、耳のどの部分で障害が起こっているかによって分類されます。

伝音性難聴

耳穴から鼓膜まで、すなわち外耳から鼓膜、そして三半規管の手前までの中耳における原因によって、音が伝わりにくくなる難聴です。原因には、外耳道の狭窄・閉塞、鼓膜の損傷、耳管狭窄症、耳硬化症、中耳炎などの疾患があります。耳垢がたまった場合(耳垢塞栓)でも発症します。

感音性難聴

三半規管のある内側、あるいはそれよりも内部の神経の障害によって起こる難聴です。原因には、老人性難聴、騒音性難聴、メニエール病、薬剤の副作用による聴器障害、突発性難聴などがあります。

混合性難聴

伝音性難聴と感音性難聴、両方の機能障害が合わさった難聴です。老人性難聴は、混合性難聴のケースが多くみられます。

病気の改善方法は?

耳垢の除去

耳垢がたまり、外耳道がふさがっている場合には、難聴が生じます。耳鼻咽喉科で耳垢を除去してもらうことで正常化します。

ヘッドフォン・イヤホン対策

大きな音で聞く習慣がある方は、あらためましょう。特に、周囲の音が大きいところでは音量を上げてしまいがちです。聴力の低下を防ぐには重要なため、音量の上げすぎには注意しましょう。

補聴器の活用

伝音性難聴の場合は、補聴器で音を大きくすることで聞こえを改善します。感音性難聴では、軽度から中等度の場合は、補聴器を使用しますが、正常な方と同じ聞こえ方にはなりません。

手術

鼓膜や耳小骨に問題があって生じている難聴は、手術などの処置によって改善する場合があります。

人工内耳

内耳には、蝸牛という音を感じ取る部分があります。蝸牛が傷んでいる場合、機能を回復するのは困難です。人工内耳は、音を電気信号に変え、蝸牛の中に入れた刺激装置で直接、聴神経を刺激する装置です。聴覚障害があり、補聴器での装用効果が不十分な方に対する、唯一の聴覚獲得法です。

ただし、効果には個人差があるほか、手術直後から完全に聞こえるわけではありません。

<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
検査機関・検査方法によって診断結果は異なることがあります。当ホームページ上では参考値として日本人間ドック・予防医療学会の数値範囲を掲載しておりますが、実際の健康診断で再検査や受診の指示があった場合には必ず従うようにしましょう。
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