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血小板が多いとどうなる?少ない場合は?基準値と疑われる病気について医師が解説

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血小板 | 血液検査

血小板

血小板の数値が基準範囲を超えると、どのような病気が疑われるのでしょうか?

検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。

2026年1月26日更新

この記事の監修者
和田 高士
和田 高士 医師、東京慈恵会医科大学医学部客員教授 プロフィール詳細

血小板の数値でなにがわかるの?

本態性血小板血症や血小板減少性紫斑病などの病気を発見するための指標です

血小板は、骨の中心部の骨髄で作られ、外傷などの原因で血管が破れた場合に、その部位を修復し出血を止める作用を担っています。

出血時には、血液中の血小板が血管壁の傷口に集まってきて、血小板の集積によって血栓(けっせん)を作り、傷口をふさぎます。ですが、血小板だけの血栓では、血を止めるにはもろくて不安定です。そこで、血液中の凝固因子と呼ばれる一群のタンパク質が働き、最終的に血栓全体で覆い固めて、止血が完了します。

血小板が多すぎると、正常な血管内でも血栓が作られやすくなり、放置すると血栓症(心筋梗塞や脳梗塞など)を発症する場合もあります。一方で、血小板が少なすぎると、出血が止まりにくくなります。

検査は血液を採取して、自動血球計数装置で測定します。血小板の基準範囲は医療施設によって異なりますが、150〜350×103/μL(マイクロリットル)で、15〜35×104/μLと表記されることもあります。

どんな病気が疑われるの?

疑われる病気の例
・本態性血小板血症
・慢性骨髄性白血病
・特発性血小板減少症
・再生不良性貧血
血小板が減少する場合

特発性血小板減少性紫斑病が疑われます。血小板減少を引き起こすほかの明らかな病気や薬剤の服薬がなく、血小板数が減少し出血しやすくなる病気です。

血小板が増加する場合

血小板増加症が疑われます。血小板増加症とは、血小板が40万/μL以上に増加した場合の病態をいいます。原因は、血小板が作られる骨髄機能自体の異常である一次性増加症、骨髄以外に原因のある二次性血小板増加症、家族性(遺伝性)血小板血症の3つに大別されます。

血小板増加症の種類 疑われる病気
一次性増加症 本態性血小板血症、真性多血症、慢性骨髄性白血病
二次性血小板増加症 感染症、鉄欠乏性貧血、悪性腫瘍、関節リウマチなどの慢性炎症性疾患など
家族性(遺伝性)血小板血症 遺伝性の血小板異常症

このほかにも、血小板が減少する病気として再生不良性貧血、増加する病気として慢性骨髄性白血病などが疑われます。

病気の改善方法は?

病気に応じた治療が、内科や小児科などで行われます。鉄欠乏性貧血では、血小板数は若干増加しますが、鉄剤治療によって血小板数は正常化します。血小板数が減少、または機能が低下して出血傾向のある場合には、血小板そのものである血小板製剤を投与することがあります。

<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
検査機関・検査方法によって診断結果は異なることがあります。当ホームページ上では参考値として日本人間ドック・予防医療学会の数値範囲を掲載しておりますが、実際の健康診断で再検査や受診の指示があった場合には必ず従うようにしましょう。
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