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総タンパク・アルブミン | 血液検査
総タンパクやアルブミンの数値が基準値を超えると、どのような病気が疑われるのでしょうか?
検査値の見方や疑われる疾病、改善方法について医師が解説します。
2026年1月26日更新

栄養状態評価の一助となる指標です
血液は、赤血球などの血球成分と、栄養素などを含む液体成分である血漿(けっしょう)成分に分けられます。血漿の中のタンパクには何種類か存在し、それらをすべて合わせて総タンパクといいます。
血漿タンパクの大部分は、肝細胞または免疫系細胞によって合成されており、血漿総タンパクの中で最も多いのが、肝臓で合成されるアルブミンです。
アルブミンは、血漿タンパクの約60%を占めており、物質を運搬する血清膠質浸透圧(けっせいこうしつしんとうあつ)を保持する役割などがあります。運搬される物質には、アミノ酸やビタミン、ホルモン、薬剤など、さまざまなものがあります。タンパクの主成分であるアルブミンの値は、栄養状態の指標となります。
総タンパクは、さまざまな要因の影響を受けるため、高値でもすぐに病的とはいえません。一方で、アルブミンの低下は、栄養状態評価の指標となります。
なお、総タンパクとアルブミンの数値は、採血(血液検査)で測定します。
| 総タンパク値 | 判定 |
|---|---|
| 6.2〜6.4 | 要再検査・生活改善 |
| 6.5〜7.9 | 異常なし |
| 8.0〜8.3 | 軽度異常 |
| 6.1以下、8.4以上 | 要精密検査・治療 |
(単位:g/dL)
| アルブミン値 | 判定 |
|---|---|
| 3.9以上 | 異常なし |
| 3.7〜3.8 | 要再検査・生活改善 |
| 3.6以下 | 要精密検査・治療 |
(単位:g/dL)
アルブミンは基準範囲の幅が大きく、病気の初期段階では、必ずしも数値が低下するわけではありません。そのため、数値が基準範囲内であっても安心できません。
また、血中アルブミンの異常は、その数値が低下する場合のみ病的で、過剰に合成されて高値を示すことはありません。
タンパクには5種類あり、アルブミンに次いで多いγ-グロブリンの増加を反映していることが多く、慢性肝炎、慢性炎症性疾患、悪性腫瘍などがあります。
総タンパクが9.0g/dL以上と著増している場合は、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症が考えられます。なお、脱水状態では、軽度に増加します。
炎症性疾患、栄養障害、吸収不全症候群、ネフローゼ症候群、重症肝障害が考えられます。
低アルブミン血症が疑われます。血液膠質浸透圧を維持できなくなり、血管外に水分がもれ出て、胸水・腹水や浮腫(むくみ)などが生じます。
低下の原因としては、たんぱく質の摂取不足、肝細胞の数の減少、あるいは機能の低下が考えられます。肝細胞の数が減っている場合は、急性の重症肝炎などで肝臓壊死が大規模に起こったときや、肝硬変などで線維化が進行したときなどが考えられます。機能が低下している場合は、肝がんや薬剤性肝障害が長引いていると考えられます。
血清アルブミン値の上昇には、食事によるたんぱく質の補充が有効です。
そのほかの病気については、内科で原因疾患を特定してもらい、病気に応じた治療を受けましょう。
<利用上の注意>
2026年1月26日時点の情報となります。
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