個人年金保険への加入は必要でしょうか?
公的年金保険の評価と個人年金保険の必要性について解説します。
公的年金に対する評価
老後の生活を支える最大の収入源は「公的年金」です。しかし、現役世代がリタイア世代の生活を支える制度のため、少子高齢化が進むわが国では、受給額の水準が下がっていく傾向は否めません。そのため、老後にも自助努力が求められる時代となっています。下図は生命保険文化センター「生活保障に関する調査(令和元年度)」が公表している老後生活に対する不安の有無と公的年金に対する評価になります。やはり、公的年金制度をネガティブに感じている方が圧倒的に多いようです。
老後生活に対する不安の有無と公的年金に対する評価

- 出典:生活保障に関する調査(令和元年度:生命保険文化センター)
同調査での内容は、「公的年金だけでは不十分である」、「日常生活に支障が出る」、「自助努力による準備が不足する」、「退職金や企業年金だけでは不十分」、「仕事が確保できない」という老後に関して経済的な不安が上位をしめています。
老後生活に対する不安の内容

- 出典:生活保障に関する調査(令和元年度:生命保険文化センター)
このように公的年金への不安になる原因は、「個人年金とは」の年金制度の概要で解説したように、自営業や企業年金がない会社員、専業主婦の方々は、公的年金保障が薄くなりがちになることが原因と考えられます。
みんなは老後へどんな対策をしているの?
では、公的年金以外に老後の生活資金をまかなう手段はあるのでしょうか。やはり、最も回答が多かったのは「預貯金」です。しかしながら、なかなか貯金ができない性格であったり、現在の低金利を考え、「個人年金保険」や「生命保険」などの金融商品で対策を考えている人も多くいます。
公的年金以外の老後の生活資金をまかなう手段

- 出典:生活保障に関する調査(令和元年度:生命保険文化センター)