変額年金と定額年金はどちらが良いのでしょうか?
それぞれの特徴を比較して解説します。
変額年金と定額年金の違い
「変額個人年金」は、年金額が総支払保険料(ここで言う年金原資)の運用実績によって変動するもので相対的に高い収益性を求める場合に向く保険商品です。一方、定額の個人年金は、年金原資について最低保証があるため、安全性の高い商品になります。
現在では、元本保証付の個人年金なども発売されており、変額個人年金の種類も多岐に渡っていますが、変額年金と定額年金のどちらが正解という訳でもありません。それぞれのメリット・デメリットを把握することによって、老後のリスクに対して備えましょう。
変額年金と確定年金の特徴比較
変額年金 | 確定年金 | |
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運用利率 | ・運用の結果次第で変動 | ・あらかじめ決まっている |
元本保証 | ・受取年金額の最低保証なし (元本割れの可能性あり) |
・受取年金額の最低保証あり |
運用 | ・契約者が特別勘定(複数種類の投資信託)にて管理 | ・保険会社が一般勘定にて運用 |
リスク負担 | ・契約者の自己責任 | ・保険会社 |
インフレ対応 | ・インフレ対応が可能 | ・インフレ対応が難しい |
定額年金のイメージ

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色の部分は、将来の保険金・給付金の支払に備えて積み立てられる部分です。
変額年金のイメージ
例) 10年保障期間付終身年金(保険料一時払い、年金額一定タイプ)
