個人年金保険にはどんな種類があるのでしょうか。
分類方法と特徴について解説します。
個人年金保険の種類
受取期間による分類
個人年金保険は、年金の受け取り期間によって下記のような種類に分けられます。
種類 | 年金受給イメージ | 説明 |
---|---|---|
保証期間付終身年金 | ![]() |
保証期間中は生死に関係なく年金が受け取れ、その後は被保険者が生存している限り終身にわたり年金が受け取れます。保証期間中に被保険者が死亡した場合、残りの保証期間に対応する年金、または一時金が支払われます。 |
確定年金 | ![]() |
生死に関係なく契約時に定めた一定期間、年金が受け取れます。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合、残りの期間に対応する年金、または一時金が支払われます。 |
保証期間付有期年金 | ![]() |
保証期間中は生死に関係なく年金が受け取れ、その後は契約時に定めた年金受取期間中、被保険者が生存している限り年金が受け取れます。保証期間中に被保険者が死亡した場合、残りの保証期間に対応する年金、または一時金が支払われます。保証期間のないものもあります。 |
夫婦年金 | ![]() |
夫婦いずれかが生存している限り年金が受け取れます。 |
この他にも、金額は少額ですが年金受取開始前に被保険者が死亡した場合、死亡給付金が受け取れるもの(死亡給付金をすでに払い込んだ保険料の累計額程度に抑えて、年金の受取額を多くした「生存保障重視型年金」もあります)や、年金額が毎年一定の定額型と、一定期間ごとに増えていく逓増型などがあります。
年金の積立方法による分類
一方で、安全性を求めると運用の成果が上がりにくいのも事実です。リスクをともなうがリターンも期待できる「変額個人年金」もあります。これは、年金額など運用実績によって変動するもので相対的に高い収益性を求める場合に向く保険商品ですが、将来の受け取り総額が払込総額を下回る場合があるなど、利用にあたっては仕組みをよく理解する必要があります。変額個人年金の保障内容のイメージは下記の通りです。
例) 10年保障期間付終身年金(保険料一時払い、年金額一定タイプ)
