貯蓄性がある学資保険と、貯金するのはどちらが良いでしょうか?
メリット・デメリットを比較してみましょう。
学資保険のメリット・デメリット
カカクコム・インシュアランスには、「こどもが生まれたので保険の見直しと学資保険を加入したい」という「無料相談」を多数お寄せいただいており、子供の教育費対策は皆さんお考えのようです。しかし、子供の教育費対策は、学資保険だけが解決方法ではありません。
学資保険に加入されない方の声を聞いてみると、「換金性のある預貯金をする」、「学資保険よりも高利回りな金融商品を運用する」、「奨学金制度を利用する」など、やはりご自身のお子様のことですからしっかりと調べられているようです。そこで、まだ調べてない方やお金に関することは少し苦手…という方に学資保険のメリット・デメリットを預貯金と比較してご説明します。
学資保険のメリット・デメリット
比較項目 | 学資保険 | 預貯金 |
---|---|---|
メリット |
・毎月定額の引き落とし(計画的に準備) ・利回りが良い(普通預金などと比較して) ・税制の効果が期待できる(生命保険料控除や一時所得など) ・保障が付帯(払込免除、育英年金など) |
・換金性が高い(預けた金額がいつまでも引き出し可能) ・変動金利(インフレ対応可) |
デメリット |
・換金性が低い(契約年数によっては元本欠損する恐れがある) ・固定金利(インフレに非対応) |
・生活費などの出費の変動により積立額が変わる(計画的に準備できない可能性あり) ・金利が低い(平成23年10月24日時点での普通預金[流動普通]・全国平均:0.02%) ・一律源泉分離課税(利益の20%課税) ・契約者(親)が死んだ場合の保障なし ・被保険者(子供)の医療保障なし |
学資保険のメリット・デメリットを一言で説明するのであれば、メリットはリターンの高さ、デメリットは自由度の低さになります。お子様の教育費準備をご検討の方は上記を踏まえてご検討ください。今まで貯金をしたことがない方やあればあるだけお金を使ってしまうという方は、毎月定額引き落とされる学資保険がおすすめかもしれません。
教育費は早めに準備!
最後に教育費準備の一番肝要な点は「早く始めること」です。これは学資保険、預貯金などの金融商品、全てに当てはまります。下記の例ように経過年数と共に負担額は大きくなります。高度成長期のような年齢と共に所得が増加するというわけではありません。また、子供が大きくなることによって、教育費の負担も増加していきます。
例)子供が大学進学する18歳までに200万円貯蓄しようとすると…
開始時期 | 貯蓄が必要な年額 | 月額換算 |
---|---|---|
子ども0歳の時 | 200万円 ÷ 18年間 = 111,111円/年 | 9,259円/月 |
子ども3歳の時 | 200万円 ÷ (18年間 - 3年間) = 133,333円/年 | 11,111円/月 |
子ども5歳の時 | 200万円 ÷ (18年間 - 5年間) = 153,846円/年 | 12,820円/月 |
子ども10歳の時 | 200万円 ÷ (18年間 - 10年間) = 250,000円/年 | 20,833円/月 |