更新日:2021年8月2日
がん保険にはどんな種類があるのでしょうか。
がん保険の種類とその特徴について解説します。
がん保険も医療保険と同様に、大きく定期型と終身型の2種類に分かれます。定期型のがん保険は、一定期間を保障するため将来の予測が立てにくい場合の見直し向きの保険といえます。一方、終身型のがん保険は、一生涯を保障するため、若いうちから老後に備えるための保険といえます。
「満期」とは
満期とは「保険契約が切れる日のこと」であり、満期保険金とは、「保険契約終了時に払い戻されるお金のこと」となります。
「保険期間/保障期間」とは
保険事故(入院や死亡など)が発生した場合に保険会社が給付金や保険金の支払いを保障する期間のことです。保険料を払い込む期間とは必ずしも一致しません。例えば“10年定期”というのは「10年間保障をします」という意味です。“65歳定期60歳払済”というのは「60歳まで保険料を払い、65歳まで保障します」という意味です。
今人気のがん保険がわかる!
がんの治療方法やがんに対する価値観の多様化により、がん保険もさまざまな種類の商品が発売されています。闘病資金をメインに保障する商品や闘病中に減ってしまうであろう収入を保障する商品など商品が保障する範囲がそれぞれ異なります。
保障内容によって、がん保険の種類は下記の4通りに分かれます。
種類 | 特徴 | 加入理由の例 |
---|---|---|
入院給付金型 | 一般的ながん保険です。がん入院給付金の日額をベースとして、診断給付金、手術給付金などの保障額が決まります。特約としてさまざまな保障が選択できます。商品数が非常に多く、保険期間・保険料払込期間など選択肢の幅が広がります。 | ●どのようながんに罹患(発病)するかわからないので広範囲ながんのリスクを備えたい。 ●とにかく一生涯保障が継続させたい。 |
実損補填型 | 損保系の保険会社に多いがん保険です。健康保険の自己負担(3割)の医療費や家族の介添え費用などを補償する保険です。自由診療の費用も補償する保険もあります。 | ●がんはお金が掛かっても最新の治療方法を使っても治したい。 ●医療費だけではなく、治療にかかわる諸経費も自己負担を減らしたい。 |
診断給付金型 | 入院給付金や手術給付金などがなく、診断給付金のみを保障する保険です。がんになったときにまとまったお金が必要だという方にお勧めです。 | ●まとまった預金がないため、入院や手術の前にお金が必要。 ●がんに罹患(発病)してもできる限り入院などをせずに治したい。 ●がんに罹患(発病)したとき、相殺されない借入金などが心配。 |
収入保障型 | がんになり、就労できずに収入が減ってしまうリスクを保障する保険です。毎月、年金の形で保険期間が満了するまで保険金が給付されます。 | ●がんの闘病中に働けなくなって減ってしまう収入が心配 |
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