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セカンドカー割引で2台目の保険料が安くなる

セカンドカー割引で2台目の保険料が安くなる

更新日:2022年5月20日

セカンドカー割引(または複数所有新規割引)とは、自動車保険に新規で加入する際、通常はノンフリート等級(事故歴に応じ保険料の割引・割増を適用する制度で1〜20等級に区分される)が6等級のスタートなのに対して、7等級から保険を開始できる割引制度です。
自動車保険では等級が増えるほど割引率がアップし、保険料が安くなるので、おトクに契約することができます。ただし、この割引を使うためにはいくつかの条件があります。

セカンドカー割引(複数所有新規割引)とは?

セカンドカー割引は、2台目の車を購入して新規で保険契約する際、2台目のノンフリート等級が6等級ではなく、7等級からスタートできるオトクな制度です。複数所有新規割引と呼称する保険会社もあります。このセカンドカー割引を適用するには次の条件があります。

条件1:1台目の車が11等級以上であること

2台目の保険がスタートする時点で1台目が11等級以上であることが必須となります。
1台目はA社で加入、2台目はB社で加入という場合も適用されます。

条件2:1台目の用途車種が自家用8車種であること

自家用8車種とは以下の車になります。

自家用8車種

自家用8車種

通常使用の自家用車であれば、まず問題ないと思われますが車検証の用途、自動車の種別に上記が記されていることを確認しましょう。

条件3:1台目の所有者が個人であること

車検証の所有者欄が個人名義であるか確認します。なおローン契約等の場合、所有者が、ディーラー、ローン会社、リース会社となります。その際は、使用者欄に個人名があれば問題ありません。

条件4:2台目がまったくの新規で保険に入ること

2台目の車を新しく取得し、まったくの新規で保険に入ることが条件です。
なお、友人から譲渡された場合、友人名義での保険は解約。自分名義で加入する…という場合も新規となります。

条件5:2台目も自家用8車種であること

条件2と同じく、自家用8車種であることが条件です。私的に使用する、通常の自家用自動車ならまず問題ありません。

条件6:2台目の所有者が個人で、以下のいずれかであること

  1. 1台目の記名被保険者と同じ人
  2. 1台目の記名被保険者の配偶者
  3. (1)または(2)の同居の親族
  4. 1台目の車の所有者と同じ人
  • ※上記の項目は全ての保険会社に共通なものではありません。
  • ※詳細については契約中の保険会社にお尋ねください。

これも所有者がローン会社などの場合、使用者欄に個人名があれば問題ありません。

条件7:2台目の記名被保険者が以下のいずれかであること

  1. 1台目の記名被保険者と同じ人
  2. 1台目の記名被保険者の配偶者
  3. (1)または(2)の同居の親族
  • ※上記の項目は全ての保険会社に共通なものではありません。
  • ※詳細については契約中の保険会社にお尋ねください。

以上が条件となりますが、ややわかりにくいかと思います。
簡単にまとめると「同居している家族、配偶者、または自分が1台目の車を持っていて、任意保険に加入しており、11等級以上になっていること」になります。

セカンドカー割引のメリット

セカンドカー割引はその割引率が魅力です。
損害保険料率算出機構では、以下のように新規契約での等級の割増引率を提示しています。

新規で契約する場合の等級係数
年齢条件 割増引率
6等級 3%割増
7等級 38%割引
  • ※損害料率算出機構 自動車保険参考純率より

6等級で加入した場合は保険料が割増になります。
一方、7等級で加入すれば割引で保険に加入できます。6等級と比較した場合かなり割安です。

単純に10万円の保険料で比較すると…

年齢条件 6等級 7等級
割増引後の保険料 103,000円 62,000円
  • ※保険料は10万円と仮定した場合。実際には諸条件により変わります

このようにかなりお得になります。
なお、詳細な割増引率、保険料の算出方法は保険会社により異なります。実際に比較するには見積もりをとってみるのが最も早い方法です。

複数契約割引・マルチオーナーシップ割引・ノンフリート多数割引との違いは?

セカンドカー割引は保険会社が異なっても適用される、自動車保険共通の割引制度です。
これに対して複数契約割引、マルチオーナーシップ割引、ノンフリート多数割引は各保険会社が独自に行っている割引制度となります。

端的に説明すると、「同じ保険会社で、同じ契約者が、自分を含む同居親族の車で保険加入」すると、1台目、2台目ともに割引が受けられるという割引です。割引率は保険会社や契約台数、その他条件によって異なりますが、決まった金額(1,000円程度)や保険料の3〜6%前後が割引きされます。

保険会社によって制度の有無が限定されますが、条件に当てはまるなら、セカンドカー割引との併用も可能です。2台目以降の車を買ったら、まずは契約中の保険会社に問い合わせてはいかがでしょうか?

セカンドカー割引の注意点

おトクに加入できるセカンドカー割引ですが、適用できるかどうか契約者側から保険会社に尋ねる必要があります。同一名義での契約でも保険会社が違う、契約者名などが違う場合は、進んで問い合わせましょう。

新規契約する会社に「1台目の車が他社で契約していて11等級以上」という連絡をすれば、1台目の情報を証券などで確認する作業に移ります。これは保険会社側で行うので、あとは指示に従えば適用の可否が判断されます。

この場合、通常の契約よりも時間を要する可能性があるため、保険の始期日まで時間の余裕を持って連絡します。他社と比較する場合など、この作業が複数発生するため、さらに時間的な余裕が必要となります。

またセカンドカー割引に限らず、自分を含む同居家族で複数の車を持つ場合は補償の重複に注意しましょう。
例えば人身傷害保険など、「契約車両以外も補償」という場合なら、新しく買った車には同居家族以外を乗せないのであれば人身傷害保険が不要というケースもあります。
ほかにファミリーバイク特約なども一契約で同居家族分を補償します。
見積もり段階で気になる点は保険会社に問い合わせしましょう。

まとめ

  1. セカンドカー割引は、2台目の車を購入して新規で保険契約する際、2台目が6等級ではなく、7等級からスタートできるオトクな制度です。
  2. 「同居している家族や自分が1台目の車を持っていて、任意保険に加入しており、11等級以上になっていること」が適用条件となります。
  3. セカンドカー割引はその割引率が魅力ですが、契約時には1台目と補償や特約が重複していないかについてもあわせて確認しましょう。

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記事の監修者

  • 平野 雅章 家計相談実績3500件超の相談専門ファイナンシャルプランナー。横浜FP事務所 代表。全国FP相談協会 代表理事。神奈川県立産業技術短大 非常勤講師。CFP(c)。「家計ポートフォリオ分析」考案者
  • 西村 有樹 オフィスクイック代表・フリーランスライター・編集者。
    主な執筆分野は企業、金融、保険、マネー系全般。All About自動車保険ガイドなどを手がける。

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