価格.com

自動車保険

ロードサービスで自動車保険を選ぶコツ

ロードサービスで自動車保険を選ぶコツ

更新日:2022年5月20日

契約者が自動車保険を選ぶときに重視する主なポイントは、保険料、補償内容、事故対応、保険会社の会社規模、ロードサービスなどです。この中で保険会社ごとの特色が出やすいのが、ロードサービスです。
最近は、どの自動車保険でもロードサービスが自動付帯されるようになってきましたが、実はロードサービスの内容は保険会社によって大きく異なります。
より安心なマイカーライフを送るためにロードサービスについて考えてみましょう。

ロードサービスってなにをしてくれる?

ロードサービスはほとんどの場合、任意保険に加入するだけで利用できます。
以前は一部の保険会社しか取り扱いしておらず、なおかつ車両保険の加入者のみが利用できるサービスでした。しかし、現在は代理店型、ダイレクト型(通販型)を問わず、多くの保険会社がロードサービスを自動付帯しています。
下表に一般的な「保険会社のロードサービスの内容」をまとめました。

保険会社のロードサービスの内容
内容 具体例
1 故障・トラブルへの対応 パンク、ガス欠、脱輪、バッテリーあがり、キーとじ込み、オイル漏れなど。サービスの利用条件は各社により異なる。
2 レッカー移動サービス 事故や故障時に自走不可能となった車を現場から修理工場まで移動。移動距離、条件は各社により異なる。
3 宿泊費、移動交通費サポート 遠方での事故などで現地での宿泊費、列車などの交通費、レンタカー費用などを負担。サービスの無い会社も。宿泊の可否や人数分の交通費といった条件は各社により異なる。

一般的なロードサービスでは、ガス欠、車両のパンク、キー閉じこみなどの軽いトラブルから、事故などによって自走不能時のレッカー移動、遠方でトラブルの際の宿泊費・交通費といった大きなトラブルまで幅広く対応してくれます。
各保険会社のホームページやパンフレットを見ると、どの保険会社でも特にサービスの内容に差はないように感じるのですが、実は保険会社ごとにサービスの内容は大きく異なります。

保険会社ごとにロードサービスの内容にどのような差があるの?

保険会社ごとにロードサービスの内容はどのように違うのでしょうか。
下表に主な「保険会社ごとのサービス内容の差」をまとめました。

サービス内容ごとの保険会社の差
  ガス欠 バッテリー、インロック時カギ開け レッカー移動
A社 作業代、ガソリン代が無料(1年に1回まで) 自宅でのガス欠は不可 保険会社指定の修理工場は距離無制限で無料、契約者の指定工場までは1事故15万円限度(応急処置費用と合算の限度額)
B社 作業代、ガソリン代(2年目以降、10Lまで)が無料 トラブルの発生場所を問わず対応可能 保険会社指定の修理工場は距離無制限で無料、契約者の指定工場までは100kmまで無料。

ロードサービスで気になるのが、ガス欠時のガソリン代の負担です。
保険会社によっては、契約初年度は有料であったり、回数制限があったりするなど条件が異なります。自動車保険に加入する際には、どのような条件でサービスを受けられるのかをきちんと確認しておきましょう。

保険会社選びに迷ったときは?

保険料やロードサービスが同じ程度でどの保険会社の自動車保険に入るか迷っているという場合、ロードサービスの「レッカー移動サービス」をよく確認しましょう。
遠方で事故を起こした場合、移動距離が長くなればそれだけ高額な自己負担が発生します。保険会社の指定工場まで距離無制限で移動できるのが理想ですが、輸入車などの場合は特殊な工具や部品が必要になることもあるため、契約者が指定する修理工場まで50〜100km程度のレッカー移動ができれば、一先ず安心できるでしょう。

さらに、遠方に旅行する機会が多い方には「宿泊費、移動交通費サポート」も確認しましょう。契約者だけでなく、同乗者の宿泊(交通)費用や同乗しているペットのホテル代まで負担してくれる保険会社もあります。

民間のロードサービス会社と何が違うの?

任意保険に加入していれば、年会費や利用料などの負担なくロードサービスを受けられるため、民間のロードサービス会社との契約は不要となる場合が多いようです。
ただし、保険会社によっては、民間のロードサービス会社と契約しているとレッカー移動の距離が長くなったり、チェーン着脱のサービスをしてくれたりとサービスの内容が充実する場合もあります。

また、保険会社のロードサービスは契約車両(被保険自動車)に限定されるものですが、一般的に民間のロードサービス会社は会員に対してロードサービスを有効としているため、1人で複数の車両を運転される方は、自動車保険のロードサービスより民間のロードサービス会社の方が、ロードサービスの有効範囲が広く便利なこともあります。

「契約の違い」イメージ

民間のロードサービス会社と言えば、すぐに思い出されるのがJAF(一般社団法人日本自動車連盟)ではないでしょうか。年間4,000円を支払いJAFの個人会員になれば、自動車のけん引、キー閉じこみ、バッテリー上がり、落輪、落ち込み、スリップ、パンク、燃料切れなどのトラブルに対応してもらえます。非会員であってもトラブル時にJAFに連絡をすれば有償でロードサービスを受けることもできます。何か車のトラブルが起きた際には、まずJAFを呼ぶことにしているという方も多いかもしれません。

JAFと自動車保険のロードサービスを比較すると、主な違いはサービス対応の拠点数や無償レッカーの移動距離、ガス欠時のガソリン補給量などです。
保険会社によっては、JAFよりサービス拠点数が多かったり、無償レッカー移動距離が長かったり、ガス欠時のガソリン補給量が多かったりします。
ロードサービスが必要なトラブルに遭ったときに備えて、まず自分が契約中または契約を検討している保険会社に自動車保険のロードサービスの内容を確認してみましょう。

ロードサービスを使ったら等級はどうなるの?

「ロードサービスを使ったら次回更新時の等級が下がるから」と考えて、ロードサービスの利用を躊躇する方もいらっしゃるかもしれませんが、自動車保険に付帯されるロードサービスは自動車保険とは別に提供されるサービスなので、次回更新時の等級に影響はありません。

ただし、これはあくまでもロードサービスだけを利用した場合です。
交通事故を起こし、ロードサービスを使用して修理工場まで自動車を移動してもらうだけなら次回更新時の等級に影響はありませんが、自分の自動車を直すために車両保険を使ったり、ケガをした相手の医療費のために対人賠償保険を使ったりすると、次回更新時の等級は下がるため、ご注意ください。

ロードサービスの内容にダイレクト型と代理店型で違いはある?

自動車保険を取り扱っている保険会社には、ダイレクト型(通販型)と代理店型があります。契約者と保険会社が直接やりとりするのが、ダイレクト型です。保険の申し込みや継続手続きはネットや電話で簡単に行うことができるメリットはありますが、ダイレクト型が万が一のトラブル時にきちんと対応してくれるのか心配だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、代理店型は保険会社の代理店窓口で加入するのが一般的で、代理店の担当者と直接やりとりしながら保険に加入できるメリットがあります。わからないことは代理店窓口で直接確認できますし、相手の顔が見える安心感はありますが、ダイレクト型に比べて代理店型の方が保険料は高くなる傾向にあります。
下表ではダイレクト型と代理店型でロードサービスの内容にそれぞれどのような違いがあるのかまとめました。保険会社を選ぶ際の参考にしてください。

ダイレクト型と代理店型のロードサービス内容の違い
内容 トラブル例 ダイレクト型 代理店型
レッカー移動レッカー移動 自走不能になった場合にレッカー車のけん引により陸送 保険会社指定の修理工場は距離無制限で無料、契約者の自社指定工場までは100kmまで無料 保険会社指定の修理工場は距離無制限で無料、契約者の指定工場までは1事故15万円限度(応急処置費用と合算の限度額)
ガス欠ガス欠 ガソリン不足により走行ができなくなってしまった 1回10Lまで無料
(保険期間中に1回が一般的)
1回10Lまで無料
(高速道路上のみ対応の保険会社もあり)
キー閉じこみキー閉じこみ 車内にカギを残したまま車のドアをロックしてしまった ほぼ全ての保険会社で対応可能
タイヤパンクタイヤパンク パンクして自走不可。自分では交換が難しい…! ほぼ全ての保険会社で対応可能
バッテリーあがりバッテリーあがり エンジンがかからない場合、応急処置としてジャンピングで対処 ほぼ全ての保険会社で対応可能
オイル・冷却水補給オイル・冷却水補給 オイルや冷却水の不足により走行できない場合 ほぼ全ての保険会社で対応可能
帰宅費帰宅費 遠方でのトラブルや事故で自走が困難になった場合。 ほぼ全ての保険会社で対応可能
(タクシーやグリーン車などは制限があることも)
宿泊費宿泊費 遠方でのトラブルや事故で帰宅が困難になった場合。 1泊の宿泊費全額
(ビジネスホテルでの宿泊)
(実費を無制限で対応する保険会社もあり)
1名につき1万円〜1万5千円程度
  • ※上記は各保険会社の一例となります。

ロードサービスの対応範囲は、大まかにわけて2種類あります。
一つは特定の条件内を無料で対応する形、もう一つは定められた上限金額のなかでかかった費用が支払われる形です。
例えば、レッカー移動は保険会社が指定する修理工場まで距離無制限で無料としている保険会社が一般的ですが、契約者が指定する修理工場までの場合、「事故現場から100km以内は無料」というようにダイレクト型では一定の距離まで無料とする保険会社が多く、「レッカー費用15万円を上限に、かかった金額が支払われる」というように代理店型では金額で上限が設けられている保険会社が多いです。
15万円分のレッカー移動距離ときいても想像しにくいかもしれませんが、普通乗用車の場合は目安として約180km程度です。提携業者によって料金が異なる場合もありますので、不安があれば事前に契約保険会社へ確認してみましょう。

ガス欠は、あくまで緊急サービスとなるため、多くの保険会社で年1回の利用回数制限を設けています。また、代理店型はダイレクト型に比べて、自宅駐車場は不可などの制約が多い傾向にあります。

キー閉じこみは、ほとんどすべての保険会社が対応してくれます。なお、特殊キーは、実費を契約者負担としている保険会社が多いですが、契約してから2年目以降は特殊キーのキー閉じこみも無料としている保険会社もあります。

タイヤパンクは、交換するタイヤの本数に制限を設けていない保険会社が大半です。しかし、一部の保険会社は「30分程度の作業まで無料」「1本のみ無料」としています。

バッテリーあがりは、多くの保険会社で年1回の利用回数制限を設けています。「30分程度の作業が無料」という保険会社はその時間の範囲で対応してくれます。

オイル・冷却水補給は、ほとんどすべての保険会社が対応してくれますが、一般的に「30分程度の作業」と制限されていますので、作業時間が30分を超える場合には対応してもらえません。

宿泊費、移動交通費サポートを行う保険会社も増えてきました。1名あたりの上限金額が決まっている保険会社だけでなく、1泊分の宿泊費や帰宅のための交通費が無制限で支払われる保険会社もあります。ただし、無制限としている場合もホテルは原則ビジネスホテルでの宿泊、グリーン車は対象外など条件があるのが一般的です。

ロードサービス利用者の評判

各保険会社で実際にロードサービスを利用した方の感想をご紹介します。
自動車保険を選ぶ際の参考にしてください。

あいおいニッセイ同和損保

高速道路を走行中、ガス欠になってしまったので、路側帯に停車して保険会社に連絡をした。1回だけなら無料でガソリンを届けることができると言われ待機していたところ、ロードサービス会社が近くの警察に連絡をしてくれたので、パトカーが事故にならないように車の後ろについてガードしてくれて助かった。
(青森県/60才以上/男性/トヨタ ヴィッツ/保険料:わからない)

アクサダイレクト

車両の脱輪をしたときにロードサービスを利用したが、場所の特定までに時間がかかることなく、スムーズに依頼することができた。また、ロードサービスで来た方も丁寧な対応で、余分な人間が必要になったが、その応援もすぐ派遣され、スムーズに車両の引き上げを行ってもらうことが出来た。
(千葉県/40才〜44才/男性/スバル ヴィヴィオ/保険料:1万円台)

イーデザイン損保

自動車修理工場の営業時間外にロードサービスをお願いしたときに、JAFを呼んで後日支払った金額を振り込んでもらうことができました。振り込みも1か月ほどたってからだったので、早い対応だったのではないかと思います。
(沖縄県/25才〜29才/女性/日産 モコ/保険料:3万円台)

SBI損保

自宅でバッテリーが上がってしまい、エンジンがまったくかからなくなって、どうしようもなくロードサービスに電話しました。 すぐに対応してくれて、料金も掛からず安心して処理班が来るのを待っていました。10分も掛からず到着して、すぐにエンジンをかけてもらえました。その後はバッテリーを買いにホームセンターへ行きました。とてもスムーズで大変助かりました。その場で買うと高く付きそうなので、自分で買いに行けただけでも良かったです。しかも、無料だったのでよりうれしかったです。
(新潟県/40才〜44才/男性/日産 エクストレイル/保険料:2万円台)

セゾン自動車火災保険

自宅マンションの駐車場でバッテリー上がりを起こしましたが、電話後40分ほどでレスキューの人が来てくださり、その対応ぶりは感謝に値する水際立ったものでした。もちろん無料でした。
(東京都/60才以上/男性/日産 ティーダ/保険料:3万円台)

ソニー損保

現場から帰宅のためのタクシー手配までしてくれたことは家族みんなで驚いた。
(埼玉県/55才〜59才/男性/トヨタ プリウス/保険料:8万円台)

チューリッヒ

バッテリー切れでエンジンが掛からなくなってしまったとき、ジャンピングをお願いしたら業者を手配してくれて、30分前後で指定の場所に駆けつけてもらい解決した。ロードサービスは等級に影響しない無料のサービスなのでありがたかった。
(新潟県/25才〜29才/男性/トヨタ bB/保険料:5万円台)

損保ジャパン

以前、バッテリー上がりでロードサービスを呼んだ事があるが、対応が早く30分ほどで来てくれた。
(東京都/40才〜44才/男性/ホンダ N−BOX+カスタム/保険料:6万円台)

三井住友海上

ロードサービスにかかる費用はなく、その後のサービスにかかった支払い内容の書類もすぐに送られてきた。また、レンタカーを使用したが、建て替えたお金の振込みも早かった。
(神奈川県/55才〜59才/男性/メルセデスベンツ ビアノ/保険料:10万円以上)

三井ダイレクト損保

ロードサービスで連絡したが、思ったより早く手配をしてくれました。担当者の到着も早く満足です。
(京都府/50才〜54才/男性/VW ゴルフ/保険料:7万円台)

まとめ

  1. ロードサービスの内容は保険会社によって大きく異なるため、自動車保険を選ぶときのポイントになります。
  2. 一般的な内容は、ガス欠、車両のパンク、キー閉じこみ、レッカー移動、トラブル時の宿泊費・交通費などです。
  3. ロードサービスだけを利用した場合は、次回更新時の等級に影響はありません。

ロードサービスで選ぶなら、まずは各社の自動車保険を比較!

先月のご利用数

かんたん5分 一括見積もりスタート(無料)

記事の監修者

  • 平野 雅章 家計相談実績3500件超の相談専門ファイナンシャルプランナー。横浜FP事務所 代表。全国FP相談協会 代表理事。神奈川県立産業技術短大 非常勤講師。CFP(c)。「家計ポートフォリオ分析」考案者
  • 西村 有樹 オフィスクイック代表・フリーランスライター・編集者。
    主な執筆分野は企業、金融、保険、マネー系全般。All About自動車保険ガイドなどを手がける。

関連記事

ご利用は無料

ロードサービスで選ぶなら、まずは保険会社を比較!

複数社の自動車保険を一括比較!

かんたん5分 一括見積もりスタート(無料)
  • ※ アクサダイレクト、SBI損保、セゾン自動車火災保険、ソニー損保、チューリッヒ、三井ダイレクト損保、楽天損保につきましては、お客様と保険会社との直接の契約になります。
  • ※ 掲載している情報の正確性については万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。
  • ※ 掲載情報には価格.com 自動車保険に参画する事業者が提供するPR情報が含まれている場合があります。
  • ※ 各種割引や特典は各事業者より提供されます。お申し込みの際は各事業者による注意事項や規約等をよくご確認の上お手続きください。
  • ※ 各商品の詳細については、必ず「パンフレット」、「契約概要」、「注意喚起情報」、「ご契約のしおり・約款」等をご確認ください。
  • ※ お電話による個別見積もり及びオンラインでの個別見積もりは、各保険会社が運営するサービスであり、当該サービス・見積もりの内容についてご不明な点がございましたら、各保険会社までお問い合わせください。株式会社カカクコムでは応じかねますので、ご了承ください。

このページの先頭へ

© Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved. 無断転載禁止