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割安な自動車保険を選ぶコツ
更新日:2022年5月20日
自動車保険は掛け捨てなので、できることなら保険料を抑えて加入したいもの。
補償内容を決めて、運転できる人を限定して、さまざまな割引を適用して…。いろいろと工夫してもいまの保険会社ではなかなか安くならないというケースがあります。
そんな人の場合は、もしかすると保険会社との相性があまり良くないのかもしれません。
自動車保険を安くするには契約者と保険会社との相性がとっても大切。家計も大助かりの自動車保険の選び方をご紹介します。
疑問が解消したら、あなたに合った保険会社を見つけましょう
保険は多くの人がお金を出し合い、被害にあった人にお金を補償するという相互扶助のもとになりたっています。事故時に支払われる保険金に充当されるお金を専門用語では「純保険料」と呼びます。
その一方で、代理店への手数料や社員の給与など保険業を継続するために必要なコスト部分を「付加保険料」といいます。
一般的にダイレクト型(通販型)の方が、代理店型よりも「付加保険料」が安い傾向にあり、全体の保険料も割安になります。
現在、代理店型に加入されている方は、一括見積もりなどを活用して、ダイレクト型の自動車保険の金額を確かめてみると安さが実感できるはずです。
安いと言われるダイレクト型の自動車保険に加入しているものの「あまり安さを実感できない」という方もいらっしゃいます。そういった方の場合、補償内容をある程度変更することで、保険料を抑えられる可能性があります。
保険料の安さに直結する要因では等級や年齢が大きなウェイトを占めます。
とはいえ、長年安全運転を続けるのは容易でなく、急に年齢を重ねることもできないため、一朝一夕にはいきません。誰でもすぐに効果を得る方法は以下の表の内容になります。
なお、運転者の限定や車両保険のタイプは万一の際の補償を左右します。いざという時に補償されないのでは意味がなくなりますから、くれぐれも慎重に決定することをおすすめします。
また、対人賠償はもちろん、対物賠償や人身傷害保険などは万一の際に非常に重要になる保険です。しっかりした補償を得るため、保険金額は十分なものに設定しておきましょう。
高 い 安 い |
限定なし | 家族・友人でも運転可能 |
---|---|---|
家族限定 | 運転できる人を家族に限定する | |
本人・配偶者限定 | 運転できる人を夫婦に限定する | |
本人限定 | 運転できる人を本人に限定する |
高 い 安 い |
|
一般タイプ | 車同士、単独事故、いたずら、盗難、自然災害などを補償 |
---|---|
エコノミー+A | 一般タイプから単独事故と当て逃げが補償されない |
エコノミー | エコノミー+Aから盗難、自然災害も補償されない |
なし | 車両保険なし |
免責金額(1回目-2回目)の設定内容 | 1回目の自己負担額 | 2回目以降の自己負担額 |
---|---|---|
0-10万円 | 0円(自己負担なし) | 10万円 |
5-10万円 (車対車免ゼロ特約無) |
5万円 | |
5-10万円 (車対車免ゼロ特約有) |
0円(自己負担なし、車同士の事故などの条件を満たす場合) | |
10-10万円 | 10万円 |
表組の「保険料を抑えるコツ」はあくまで一般的な内容ですが、保険会社によってはさらに充実した割引制度を採用している会社もあります。保険会社の条件に適合する相性の良い人なら、さらに保険料を安く抑えられる可能性大です!
例えば、年間走行距離が3,000kmだった場合、保険会社の割引区分「12,000km以下」と「3,000km以下」を比較した場合にその差は歴然。また年齢条件で「30歳以上補償」の会社と「35歳以上補償」の会社を比較した場合も同様です。ほかにも、20等級以上の人が受けられる「長期優良割引」「優良等級プラス割引」、「22等級制度」などなど、会社によって割引の内容は大きく異なります。
「保険料を抑えるコツ」だけでは満足できなかった人も、これらの内容に該当すれば割引率大幅アップです!
A社の距離区分 | B社の距離区分 |
---|---|
3,000km未満 | 12,000km以下 |
3,000km以上 | |
5,000km以上 | |
10,000km以上 | |
15,000km以上 | 12,001km以上 |
⇒ 走行距離が短ければ、より細かな距離区分のA社のほうが割引の期待度アップ
A社の年齢条件 | B社の年齢条件 |
---|---|
全年齢補償 | 全年齢補償 |
21歳未満不担保 | 21歳未満不担保 |
26歳未満不担保 | 26歳未満不担保 |
30歳未満不担保 | |
35歳未満不担保 |
⇒ 運転する人が35歳を越えているなら、B社で契約したほうがオトク
22等級制度 | 通常、20等級が最大の等級だが、保険会社によっては22等級まで設けている会社も。万一の事故で保険を使っても、等級(割引率)の減り方がゆるやかになる |
---|---|
長期優良割引 優良等級プラス割引 |
前年度20等級で前年度事故のないドライバーが継続すると保険料がさらに割安になる |
自動車保険の年齢条件は、区分(全年齢18歳以上、21歳以上、26歳以上、30歳以上、35歳以上など)による設定が一般的ですが、より細分化した年齢条件を適用している保険会社もあります。「セゾン自動車火災保険」の『おとなの自動車保険』の事例を見てみましょう。
TVCMなどでもお馴染みの『おとなの自動車保険』は、40代〜50代に向けて割安な保険料を実現しています。その理由は、「40代〜50代は事故率が低い」から。事故リスクが低い世代が、そのメリットを“割安な保険料”という形で享受できるのは嬉しい話ですね。
実際に2014年7月に「セゾン自動車火災保険」が『おとなの自動車保険』を契約した人にアンケートを採ったところ、直近の自動車保険と比べて「保険料が安くなった」と答えた人は87.3%になります。また、アンケートから「平均1万9,655円(※1)も保険料が節約できた」というデータが出ています。
会社によって割引内容に差がある自動車保険。
ここまで紹介した割引内容を逐一チェックするのも効果的ですが、ダイレクト型自動車保険なら価格.comの自動車保険一括見積もりがオススメです。同条件で複数の会社を比較できるので自分と相性の良い保険会社が一目でわかります。補償内容、保険料ともに満足できる保険会社を選びましょう。
なお、見積りは毎年の更新タイミングで取るのがコツ。昨年はいまいちの結果だった会社でも1年経過して条件が変わってくれば、保険料が変わる可能性があります。
年間数千円でも10年経過で数万円に。ちょっとしたお小遣いや車の買い替え資金の足しにもなります! しっかり節約しましょう!
まとめ
記事の監修者
事故時の対応という観点から保険会社を選ぶ方法や代理店型とダイレクト型(通販型)の事故対応の違いなどについてわかりやすく解説します。
代理店型と通販型(ダイレクト型)のそれぞれの加入方法やメリット・デメリット、特徴や示談交渉力などについてわかりやすく解説します。
保険料は車の種類や保険金額などの様々な条件によって異なります。保険料が算出されるポイントや相場などについてわかりやすく解説します。
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