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初めての自動車保険、おさえておきたい5つのポイント
更新日:2022年5月20日
初めて自動車保険を選ぶときには、いろいろと不安が多いでしょう。しかし自動車の車種やグレードを選ぶときも、自動車保険を選ぶときも考え方は同じです。使用目的と予算を明らかにして、それに見合う商品を選ぶことがポイントです。
とはいえ、自動車をはじめとする普通の商品と、自動車保険を含む保険商品には決定的な違いもあります。普通の商品は積極的に使うことで価値を発揮しますが、保険は万一の備えになるので、使わずに済む状態が理想になることです。そうなると価格の安さを優先させてしまいがちですが、安くしすぎて補償の内容が不十分になると、任意保険に加入する意味も薄れてしまいます。そのため、もし仮に交通事故の加害者になってしまったとしても、被害者を十分に補償できる保険に加入しておく必要があります。
その点を踏まえると、以下の保険は絶対に必要となります。
疑問が解消したら、あなたに合った保険会社を見つけましょう
まず、他人を死傷させた時の損害を賠償する対人賠償保険は、必ず無制限に加入すべきです。今では1億円を超える賠償判決が下ることもあり、保険金額の上限は設けない方が安心です。
他人の財物に与えた損害を補償する対物賠償保険も、無制限に加入するユーザーが増えました。建物に損傷を与えた時など、やはり1億円を超える損害が生じることも珍しくないからです。対人賠償と対物賠償は、無制限に加入しておくと安心でしょう。
乗車中の人が死傷した時に補償する人身傷害保険も欠かせません。多くの保険会社が、保険金額の下限を3,000万円に設定しています。死傷した搭乗者が友人など他人の場合は、対人賠償保険から補償されるため、人身傷害保険では運転者本人と搭乗中の家族の死傷で必要な補償額を考えればよく、保険金が3,000万円あれば多くの事故をカバーできると考えられているためです。そのため保険金額を3,000万円に設定する加入者が多いのですが、5,000万円の設定も見受けられます。最高では無制限に加入することも可能です。
以上の対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険には必ず加入してください。この3つの保険で見積りを取り、予算に余裕があれば、車両保険や各種の特約を検討すると良いでしょう。
車両保険に加入しない場合、自分の過失に基づく損害は補償されませんが、最悪の場合でも愛車を失うだけで済みます。それを超える損害に発展する心配はありません。つまり自分や同乗者に生じたケガを含めて、予想を超えた多額の損害が発生する可能性の高い補償について、手厚く加入しておけば安心できます。それが先に挙げた3つの保険です。
保険会社の選び方は、それぞれメリットと注意点があります。今は代理店型と通信販売方式によるダイレクト型に大別され、代理店型は、保険加入時や万一の時に担当者と対面して相談できる安心感はあります。ダイレクト型は、代理店手数料がかからないなどコストを抑えやすく、特に年間走行距離が多くない人の保険料を安く抑えていることがメリットです。近年は、ダイレクト型も相談窓口や事故対応を充実させており、大きな差はなくなっていると言えるでしょう。
まとめ
記事の監修者
自動車保険は掛け捨てなので、できることなら保険料を抑えて加入したいもの。家計も大助かりの割安な自動車保険に加入するコツをご紹介します。
代理店型と通販型(ダイレクト型)のそれぞれの加入方法やメリット・デメリット、特徴や示談交渉力などについてわかりやすく解説します。
保険料は車の種類や保険金額などの様々な条件によって異なります。保険料が算出されるポイントや相場などについてわかりやすく解説します。
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