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入院日数の平均は?

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入院日数の平均は?

病気やケガによる入院日数は、平均して何日くらいなのでしょうか? 傷病別、年代別に平均入院日数を見てみましょう。また、入院が長期化した場合のリスクについても解説します。

入院日数は何日くらい?

傷病別の平均入院日数

「傷病別の平均入院日数」を見てみると、病気やケガによっても入院日数は異なっていることがわかります。統合失調症などの精神系の病気や、くも膜下出血、脳梗塞などの脳に関わる病気では、入院期間が長期化する傾向があります。また、男女ともに同じ傷病でも、高齢になるほど入院が長引く傾向があります。

主な傷病 平均在院日数 在院日数
35〜39歳 65歳以上 75歳以上 35〜39歳 65歳以上 75歳以上
結核 59.5 32.7 55.7 58.8 19.6 82.7 78.8
胃の悪性新生物(胃がん) 22.3 10.9 22.6 25.7 12.2 23.5 27.7
気管,気管支および肺の悪性新生物(肺がんなど) 21.1 8.9 21.9 26.7 12.3 23.3 26.5
乳房の悪性新生物(乳がん) 15.4 - 16.2 8.5 8.3 24.0 39.1
白血病 33.2 33.1 30.1 29.3 42.4 29.6 25.7
貧血 24.1 15.6 24.2 22.7 9.5 30.1 30.7
甲状腺障害 22.6 7.3 24.9 35.9 14.6 21.6 28.8
糖尿病 30.6 12.8 36.0 43.2 13.4 46.1 58.5
統合失調症,統合失調症型障害および妄想性障害 570.6 194.3 1268.2 1514.1 169.6 1056.7 1330.9
気分[感情]障害(躁うつ病を含む) 137.4 238.8 280.9 270.2 118.7 159.3 187.3
パーキンソン病 115.4 - 117.1 132.2 14.0 123.6 144.4
アルツハイマー病 273.0 39.0 242.2 224.7 - 294.8 297.7
自律神経系の障害 56.4 1.3 69.6 55.6 55.8 52.7 35.1
高血圧性疾患 47.6 5.5 50.5 54.3 4.5 54.6 56.2
くも膜下出血 120.0 26.5 164.3 207.8 39.4 164.6 207.5
脳内出血 105.7 67.0 102.1 112.1 42.3 134.0 142.4
脳梗塞 75.1 28.1 66.7 72.1 53.1 91.2 98.1
肺炎 38.0 10.8 35.0 36.0 6.5 49.5 52.2
喘息 17.4 4.2 20.1 23.9 8.4 37.6 45.5
胃潰瘍および十二指腸潰瘍 16.8 5.8 17.6 19.5 7.5 20.3 22.5
アルコール性肝疾患 21.3 16.3 26.5 30.2 31.8 38.9 66.5
腎不全 48.6 10.7 54.2 64.5 14.0 57.5 63.7
骨折 38.5 13.7 42.0 47.5 12.6 47.7 51.1
  • 出典:厚生労働省 患者調査 令和2年度
       閲覧第89表「退院患者平均在院日数,性・年齢階級(5歳) × 傷病中分類 × 病院−一般診療所別」

短期間の入院で済む病気もあれば、かなり長期化する病気もあります。すべてを保障するための保険となると、かなり保険料が高額になる可能性があります。保障と保険料のバランスをみて、どこまで保障するかを検討するとよいでしょう

年代別の平均入院日数

グラフは、20歳代から70歳代までの平均入院日数を年代別にまとめたものです。30歳代の平均入院日数が12.1日なのに対し、60歳代では18.8日と約1.6倍になっています。日数別の入院割合を見ても、20〜50歳代は「7日以内」の短期入院の割合が多い一方で、60歳代になると「15日以上」の入院割合が20〜50歳代の1.4倍にあたる30%近くとなっており、傷病別の平均入院日数と同様、年齢を重ねるにつれて入院が長期化する傾向にあることがわかります。

医療保障 直近の入院時の入院日数
  • 出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」令和4年度
       第U章 医療保障 直近の入院時の入院日数

年齢が上がるにつれて、入院が長引く傾向があるといえそうです。若いときのことだけ考えれば、それほど気にする必要はないかもしれませんが、将来のことを考えて保障が必要かどうかを検討する必要があるでしょう

入院が長期化した場合のリスクは!?

入院が長引くと、入院、治療に関わる費用の負担が大きくなります。入院期間中は働けないため収入減(逸失収入)となる場合もあります。グラフは、入院時の自己負担費用と逸失収入の総額を年代別に示したものです。平均額をみると、勤労収入のある50代までは金額が大きくなり、20歳代の平均16.6万円に対して、50歳代では2倍近い28.6万円、60歳代では33.2万円にも及びます。この金額を見ると、入院による支出増や収入減による経済的な負担が大きいということがわかると思います。

医療保障 直近の入院時の自己負担費用と逸失収入の総額
  • 出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」令和4年度
       第U章 医療保障 直近の入院時の自己負担費用と逸失収入の総額

入院が長期にわたると、入院などの費用負担だけではなく、収入の減少ということも考えられます。費用負担と収入の減少、両面について検討する必要があるといえそうです

まとめ

医療保険は、病気やケガによる経済的な負担を軽減するために加入するものですが、主な検討ポイントは、保険期間や入院給付金をはじめとした給付金の額、1入院あたりの入院給付金の支払限度日数などでしょう。勤労収入がある若い人が、一定期間のリスクに備えるのであれば、一般的に入院日数が短いことから長期入院に対応したものにする必要はないと考えられます。ただし、子育て期間などで収入減の影響が大きくなりそうな場合は、1日あたりの給付金の額を大きくしたり、就業不能状態になった際の収入減に備えられる就業不能保険を検討したりするのもひとつの方法です。

病気やケガの確率が高まる高齢期の保障を重点的に考えるのであれば、収入減の影響よりも、入院の長期化による支出増に備える必要がありそうです。そのため、1日あたりの給付金の額を大きくするよりも、長期入院に対応したものにするほうがいいともいえます。どんな病気やケガに備えるかによっても、保障の範囲は変わります。気になるすべてのリスクをカバーしようとすると保険料が高くなり、家計が圧迫されてしまうので、保障と保険料のバランスをみて検討するようにしましょう。

保険だけでなく、貯蓄でも備える方法もあります。保障の一部を保険でカバーし、不足分は貯蓄で補うと考えれば、保険の保障範囲を大きくする必要はありません。いずれにしろ、医療保険の加入を検討する際には、自分や家族にどんなリスクが考えられ、どの保障に重点を置くか、いつまで保険でカバーするかを考えることが大切です。自分ではよくわからない場合は、保険のコンサルタントに相談してみましょう。詳細は「保険相談」をご覧ください。

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