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医療保険を学ぶ
医療保険にはどんな種類があるのでしょうか。このページでは、医療保険の種類ごとに特徴を解説します。それぞれの特徴を理解して自身のニーズにあった医療保険に加入できるようにしましょう。
医療保険は大きく分けると公的な医療保険と私的な医療保険の2つの種類があります。
これは死亡保障などにかかる保険などでも同様です。公的な医療保険は正確には公的医療保険制度といい、社会保険(医療保険、年金保険、労災保険、雇用保険、介護保険)の制度の1つとして、社会政策の観点などから国や地方自治体が行うものです。私的な医療保険は民間の保険会社が販売している医療保険のことを指します。
公的な医療保険制度と民間の保険会社の医療保険では、主に次のような違いがあります。
公的医療保険制度 | 民間保険会社の医療保険 | |
---|---|---|
加入義務 | 法律による強制加入 | 個人の判断による任意加入 |
加入目的 | 国民生活の安定・福祉向上など | 公的保障のみでは不安な場合の備え |
種類や制度 | 健康保険、高額療養費制度など | 医療保険、がん保険など |
医療保険は公的医療保険制度がベースにあって、そこに不足する保障に備えるための方法の1つとして民間の保険会社の医療保険があるということが前提です。
実際に病気になって医療費の負担があっても健康保険があるため現役世代の負担は3割で済みます。さらに高額療養費制度があるため収入によってかかる毎月の医療費はある程度上限が抑えられています。会社員など、勤めの人の場合には、さらに傷病手当金の制度があるため条件を満たせば所定の期間は1日につき標準報酬日額の一定割合が支払われます。
ここで保障が不足する分については、預貯金や医療保険への加入でカバーすることができます。医療保険を設計する際、どのような種類があるのかを考える前に、公的医療保険制度との違いをよく認識しておきましょう。
民間の保険会社の医療保険とは、各保険会社が独自に商品開発をして販売する医療保険のことです。ここで改めて民間の保険会社が発売する医療保険についてみていきましょう。
民間の医療関連の保障は、以前は死亡保障(定期保険や終身保険など)に特約(医療特約)として付帯する保障が中心でした。2001年7月の第三分野の完全自由化により、日本国内の生命保険会社・損害保険会社でも医療保険の取り扱いができるようになりました。
現在では損害保険会社の多くがグループで保有している子会社の生命保険会社に医療保険の販売の軸を移しています。一部ネットで直接加入するケースなどを除くと現在の医療保険の売り手は生命保険会社が中心です。
保険会社が取り扱いをする医療保険の保障やサービスは、国の政策や医療技術の進歩、社会情勢などに影響を受けます。
たとえば次のようなことです。
時代とともに医療保険に求められるものも変わってきますので、それに合わせた新しい医療保険や商品改定が行われています。
医療保険にはその分類によってさまざまな種類があります。
保険期間や掛け捨て・積み立て、対象者などをキーワードに分類すると、次のような種類の医療保険があります。
主な内容
保険期間 | 保険料 | 満期 |
---|---|---|
一生涯を保障 | 一定 | なし |
[具体例] 保険期間/払込期間:終身
メリット
デメリット
主な内容
保険期間 | 保険料 | 満期 |
---|---|---|
一定期間を保障 | 更新するまで一定 | あり |
[具体例] 保険期間/払込期間:10年
メリット
デメリット
主な内容
保険期間 | 保険料 | 満期 | |
---|---|---|---|
終身タイプ | 一生涯を保障 | 一定 | なし |
定期タイプ | 一定期間を保障 | 更新するまで一定 | あり |
[具体例] 健康還付金タイプ 保険期間/払込期間:終身 健康還付金支払年齢:70歳
メリット
デメリット
主な内容
対象者 | 保険期間 | 保険料 | 満期 | |
---|---|---|---|---|
終身タイプ | 女性 | 一生涯を保障 | 一定 | なし |
定期タイプ | 一定期間を保障 | 更新するまで一定 | あり |
[具体例]
メリット
デメリット
主な内容
対象者 |
---|
持病がある方 健康に不安がある方 |
[具体例]
メリット
デメリット
主な内容
対象者 |
---|
持病がある方 健康に不安がある方 |
[具体例]
メリット
デメリット
このように医療保険にも多くの種類があるため、自分のニーズに合った医療保険選びをすることが大切です。
現在の各保険会社の医療保険は終身医療保険で掛け捨てのタイプが主流になっています。メインの医療保険を軸におきつつ、それをベースにした女性向けの医療保険や健康状態が気になる人向けに引受基準緩和型の医療保険などを取りそろえているところが増えています。
健康状態が気になる人は通常の医療保険、引受基準緩和型医療保険、無選択型医療保険の順に検討していくことがポイントです。