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生命保険 見直しのポイント

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生命保険を学ぶ

生命保険 見直しのポイント

生命保険を見直すことで、必要な保障を備えながら家計の負担を抑えることはできるのでしょうか?
具体例を参考に見直しのポイントについて見てみましょう。

生命保険見直しのポイント 〜必要な保障を備えながら家計の負担を抑えるためには 〜

生命保険は加入したら長期間継続することが望ましいですが、社会の仕組みや家庭環境等が大きく変われば、必要な保障も変わってくるはずです。そのため、生命保険は加入した後も定期的に内容を確認し、必要に応じて見直しをすることも検討しましょう。具体例を参考に見直しのポイントや家計の負担を抑える方法について確認してみましょう。

@ 必要な保障ごとに生命保険を見直す

見直しの主なポイント

  • 必要な保障は何か?
  • それぞれ必要な保障額はいくらか?
  • それぞれの保障が必要な期間はいつまでか?
必要な保障ってなんだろう?

生命保険の保障内容を見直す場合、必要な保障は何かを改めて考え、加入している保険にその必要な保障が備わっているかどうかを確認することが最も大事です。もし備わっていなければ適正な保障内容に変更しましょう。では、保障内容の見直しの具体例で見てみましょう。

■具体例

  • 家族構成…夫35歳 妻35歳 子供2歳

加入中の保険

  • 定期付き終身保険(終身保険200万円、定期保険特約4800万円)
  • 保険期間・保険料払込期間:終身(定期保険特約は10年)
月々の支払保険料 30歳から 40歳から 50歳から
10,734円 17,144円 32,804円
  • 定期保険部分の保険料は、更新時の年齢で計算されるため上がっていく

希望する保障はなに?

  • 万一時に家族が安心して生活していけるようにしておきたい。
  • 万一時の子供の教育資金を備えたい。
  • 万一時の葬儀費用を備えたい。
  • 上記を備えたうえで、将来の家計負担が増えないようにしたい。
必要な保障について考えてみよう!
必要な保障についてそれぞれ検討
生活費 遺族年金などを考慮すると、自身で用意する必要があるのは月々15万円程度
月々保険金を受け取れる収入保障保険を検討
教育資金 万一のことがあっても、子供が安心して大学まで行けるように1000万円を大学卒業見込みの年齢まで備える。
保険料が一定の更新型ではないタイプの定期保険を検討。
葬儀費用 万一時の葬儀費用については、一生涯の保障を備える。終身保険を検討
見直し後の生命保険の内容
保険種類 保険期間 保険料払込期間 保険金額 月々の支払保険料
収入保障保険 60歳 60歳 毎月15万円
※35歳時点では4500万円
4,425円
定期保険 20年 20年 1000万円 2,346円
終身保険 終身 終身 200万円 3,236円
月々の支払保険料の合計 10,007円

生命保険の見直しイメージ

図:生命保険の見直しイメージ

現時点での保険料に大きな差はありませんが、見直し後のプランは更新がなく保険料払込期間中の保険料が変わらないことから、保険料総額はかなりの差が出ることがわかります。また、更新毎に保険料が変わって家計の負担が増す可能性のあった保険から、保険期間中の保険料が変わらない保険に変えることで、家計の負担を一定にすることができます。

何の保障が必要かを定期的に確認し、必要保障と加入している保障にズレが生じていた場合は、早期に見直し等の対応をすることで、安心できる備えとなり、家計の負担も抑えられる可能性があります。

A 保障額を見直す

見直しの主なポイント

  • 加入している保険は適正な保障額になっているか?

必要な保障が確保されていても、保障額に過不足があれば適正な額に見直す必要があります。
適正な額は今後のライフプランをイメージしてみると良く、例えば教育費については下記のような考え方もできます。具体例を見てみましょう。

■具体例

  • 家族構成…夫50歳 妻50歳 子供18歳

加入中の保険

  • 定期保険 保険金額:2000万円
  • 保険期間・保険料払込期間:10年
月々の支払保険料 現状 更新後
4,601円 10,367円

希望する保障はなに?

  • 万一時の子供の教育資金確保のために、大学4年間分の備えを確保しておきたい。
  • 10年前に加入した定期保険がまもなく更新であり、適正な保障額にして無駄を省きたい。
適正な保障額について考えてみよう!

必要な保障額について検討

  • 大学4年間分の備えがあれば十分なため、保障額を1000万円に減額
月々の支払保険料 5,297円
図:適正な保障額に内容を変更することで、家計の負担を減らせる可能性があります

4年間の大学に関する費用は余裕をもって1000万円とし、過剰な保障部分を減額したことで、そのまま更新した場合より保険料はかなり安くなります。上記の例だと更新後月々10,367円が5,297円で済むので、更新前よりは若干高くなりますが、月々の負担を5,070円抑えることができます。
(関連ページ:生命保険の保険金を減額するときの注意点

B 保険期間や保険料払込期間を見直す

見直しの主なポイント

  • 保障内容は変えずに、支払保険料を抑えるには?

希望通りの保障を確保できていても保険料の支払いが厳しければ、継続していくことが難しくなるでしょう。
家計の負担を軽減させるために保険期間や保険料の払込期間を見直す方法もあります。具体例を見てみましょう。

■具体例

加入中の保険

  • 終身医療保険 入院給付金日額:10,000円
  • 保険期間:終身 保険料払込期間:60歳まで
月々の支払保険料 4,416円

希望する保障はなに?

  • 保障内容は満足しているので変更しなくて良いが、月々の保険料負担を少し軽くしたい。
保障内容を変えずに負担を減らす方法を考えよう!

保障内容を変えずに保険料負担を軽くするには

  • 保険料の払込期間を「60歳まで」から「終身」へと変更
月々の支払保険料 3,572円
図:保険料の払込期間を見直すことで、家計の負担を減らせる可能性があります

保険料の払込期間を「60歳まで」から「終身」へ変えることで、保障の内容を変えることなく月々の保険料が安くなりますが、60歳以降も保険料を払い続けなければならなくなるというデメリットもあるので注意が必要です。

多くの生命保険では加入年齢によって保険料が異なり、歳を重ねるほど高くなる傾向にあります。その為、単に保険料を安く抑えるための見直しだと、安心できる保障を確保できない可能性もあります。また、必要な保障を見直した結果、保障が不足していて新たに保険に加入することになり、月々の保険料が上がる可能性もあります。適切だと思われる必要保障や保険期間等を充分に検討したうえで、見直すことが重要です。

生命保険の見直しのタイミング

@ 保険の更新のタイミングで見直す

ライフプランとは関係なく、保険の更新のタイミングで内容を確認してみましょう。更新後の保険料が上がる場合は、保険を見直す良い機会です。

保険の更新のタイミングで加入している内容が適正か確認しましょう!

A ライフイベントで見直す

人生の大きなイベントがある時は必要な保障が大きく変わる時でもあり、保険を見直す良い機会です。
主なライフイベントと見直しのポイントとなる保障は下記の通りです。

結婚したとき 愛するパートナーが将来困ることのないよう、安心できる死亡保障や医療保障を確保しておきたい
妊娠・出産したとき 家族が増えれば必要保障額も増えるので、大きな死亡保障を確保しておきたい
住宅を購入したとき 団体信用生命保険加入や長期間の住宅ローン返済に対応した保障を確保しておきたい
子供が独立したとき 大きな死亡保障はいらなくなるかわりに、介護や医療の保障を充実させておきたい

保険証券で見るチェックポイント

見直しをする際には、現状の保障内容についてしっかり確認しましょう。
ご自身が加入している内容については、保険証券に記載してありますので、こちらで確認しましょう。

保険証券説明図

見直しのチェックポイント

保険証券で保障内容について確認する際に、どのように見ればいいのでしょうか?
確認すべきポイントについて確認してみましょう。

@保障額の見直し

  • 保険金額は、遺族年金や死亡退職金、貯金額を考慮した金額になっていますか?
  • 保障にダブりや重複がありませんか?傷害保険と医療保険のダブりや、公的保険とのダブりなど。
  • 不要な特約がついていませんか?
  • 保険金の支払事由と免責事項を把握してますか?

A保険期間の見直し

  • 保険期間と保障したい期間があっていますか?
  • 自動更新を把握してますか?

B保険料の見直し

  • 毎月の保険料は、現在の収入に見合ってますか?

C保険料払込期間の見直し

  • 保険料をいつまでに払いきりたいですか?
  • 今後、見直しをする計画はありますか?

D解約返戻金の見直し

  • 解約返戻金はいくら払い戻されますか?
  • 契約時の予定利率と、現在の予定利率はどちらが良いですか?

E受取人と被保険者の見直し

  • 保険金を受け取る人は、間違えていませんか?
  • 被保険者(生死・病気・ケガなどの保険の対象者)は、間違えていませんか?
  • 子供が受取人の場合や、被保険者が受取人の場合は、再度、問題ないか確認しましょう。

生命保険見直し時の注意点

保険の見直しで新たな保険に加入する場合、順序やタイミングを誤ると無保険状態になってしまう可能性があります。新たな保険に加入するには健康状態の告知等が必要であり、必ずしも加入できるとは限りません。新たな保険契約が無事成立したのを確認してから今までの保険を解約するようにしましょう。(関連ページ:解約時の注意点告知義務と告知義務違反

がん保険の場合は、90日間の免責期間を設定していることが多く、成立後に解約しただけでは保障の空白期間が生じてしまいます。新しい保険に加入して90日以上経過してから今までの保険を解約するようにしましょう。(関連ページ:がん保険の猶予期間

また、加入していた保険の解約返戻金は払い込んだ保険料より少ないことが多いです。貯蓄性のある保険を解約する場合は、解約する時期によって返戻金の額は異なります。低解約返戻金型の保険を低解約返戻期間中に解約すると、受け取れる解約返戻金は払い込んだ保険料の70%ほどになってしまいますので、解約する前に加入している保険の内容をしっかり確認することが重要です。

まとめ

保険の見直しをする際には、現状加入している保険の内容を把握することが重要です。見直すことで、適正な保障を備えたうえで家計の負担を減らすことができる可能性もありますので、定期的に保障内容が適正かどうかを確認しましょう。保険のコンサルタントに、現在の保険で問題ないか無料で相談することも可能です。詳しくは「保険相談」をご覧ください。

監修者プロフィール
松浦 建二(まつうら けんじ)

松浦 建二(まつうら けんじ)

CFP(R)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/青山学院大学非常勤講師

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