転換制度とはなんでしょうか。最近ではあまり聞きませんが、
一時期、主流になったことがあります。
保険の転換制度とは?
保険の「転換制度」とは、既契約の解約返戻金や積立配当など(転換価格と言う)を、新しく加入する生命保険の保険料の一部に当て、新契約に乗り換えることを言います。つまりは、保険契約の下取りのようなもので、転換には、次の3種類があります。
「基本転換」・・・・転換価格を終身保険のみに充当する方式で終身保険の保険料だけが軽減される。
「定特転換」・・・・転換価格を定期保険特約のみに充当する方式で保険料負担が軽減されるのは定期保険特約のみとなる。また、特約更新時の保険料は軽減されない。
「比例転換」・・・・転換価格を一定割合で分割し、終身保険と定期保険特約のそれぞれに充当する方式。終身保険、定期保険特約のそれぞれについて、保険料負担が軽減されるが、特約更新時の保険料負担が軽減されるのは終身保険のみ。
なお、転換する保険がどのような保険なのか理解しないまま、新商品に転換してしまうとトラブルの元になる場合もあります。転換の際には、既契約の保険とどこが違うのか比較した上で行いましょう。
- (例)
- ・掛け捨ての定期保険に転換されてしまった。
- ・定期特約が更新型になっていた。
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